生徒の皆さん、6月1日からの分散登校に始まり、学校対応として1期、2期、3期と段階的に学校生活を日常の生活に戻してきました。 

まず1年生の皆さん 

小学校の卒業式も制限され、寛政中学校入学式も保護者がいない状態での式でした。本当につらかったと思います。私は君たちを小学4年から様々な学校行事で観てきました。運動会や学習発表会、校庭キャンプ、地域の運動会、学習発表会、コンサートなどみなさんは本当に真剣に取り組んでいました。皆さんが中学生になったらどれだけ成長する姿を見せてくれるのか楽しみでした。その期待を裏切ることなく、立派な中学生になりました。何よりも授業に取り組む姿が素晴らしいです。仲間と協働する姿が素晴らしいです。 

2年生の皆さん 

私は1年時の皆さんの頑張りを見ていて、今年は何の心配もしていませんでした。学年のスローガン、「百花繚乱 みんな違ってみんないい」を心に刻んで生活しています。私の大好きな言葉「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」「ひとりはみんなのために みんなは一人のために」を実践してくれています。今朝8時前、3階の廊下でこんなことがありました。私の前を歩いていた2年生の男の子が前に落ちていた紙切れをスッと拾い、何事もなかったようにごみ箱に入れました。誰も見ていないなかでの行為に私は感激し、心の中で彼にありがとうと言いました。彼と同じような美しい心を持っている生徒が2年生はたくさんいると確信しています。放課後の数学、英語の寺子屋での学習、参加人数の多さにも驚きました。ぜひ継続してほしいです。

3年生の皆さん 

君たちは1年より2年、2年より3年と確実に大人への階段を登っています。私自身寛政中学校4年目、4回3年生を見てきていますが、君たちはこの4年間で一番強い心を持っている。かつて経験したことのない大きな壁、逆境に正面から立ち向かい、今やるべきことは何なのか、何が大事なのか、一人ひとり考えて行動している。劇的に変化したのは授業態度、昨年までの私の心配は吹っ飛んでしまった。最上級生の自覚なのか、授業中、目の輝きが違う。修学旅行のパワポでのプレゼンテーション、クオリティーが高く、目を見張るものがあった。各教科で先生方が実施しているICT機器を活用しての授業にも、すんなりと適応していることはすばらしい。残された最後の中学校生活7か月と11日、全力で取り組んでほしい。 

さて全校生徒の皆さんに図書館司書の山下先生に調べてもらったことがあります。

山下先生が皆さんが少しでも本に興味がわくようにと図書室のレイアウトを考えたり、新しい本のポップを書いてくださっています。図書館が開館した6月17日から7月30日までの利用状況ですが

1年生の貸し出し数は66冊 2年生が16冊 3年生が28冊 一番本を読んでいる生徒は3年生の男子生徒で10冊でした。残念なことにまだ1冊も本を借りていない生徒は

 1年生32名 2年生64名 3年生57名でした。

短い夏休み、ぜひ読書にも取り組んでください。

 最後に、あるクラスの学級通信に載っていた先生からのメッセージを皆さんに伝えて私の話を終わります。

 ある先生からのメッセージ

 「この夏の 猛暑を乗り越え 立派な姿でまた会おう。」

 私の話は以上です。

 合言葉は Respect Others(自分(じぶん)以外(いがい)(ひと)やものを大切(たいせつ)に!)