121日(金) 保健&理科 教科横断的授業の実践

〇経緯

 先日、本校で「教科横断的授業の案を考える」をテーマにメンター研修が行われました。それをきっかけに、実際の授業でどうしたら取り入れられるかを理科の教諭と話を進めていき、今回の授業を展開する運びとなりました。

  

〇テーマ 「水質汚濁・土壌汚染と健康」

・理科教諭の話

 SDGSなどでも取り上げられているように環境問題は、多くの目線から取り組まなければいけない課題であると考えます。今回の研究授業では、日常的に利用している「油」「洗剤」が、水質汚濁・土壌汚染につながることを理解することで、自分たちにもできる事があるのではないかと考えてもらえればと思い実施しました。本時では簡単な実験を通して、水や油、洗剤の簡易的な構造を理解し、科学的目線も加えて水質汚濁の問題や課題に取り組むことができました。また浄水場を通り抜けた少量の生活排水も、生物濃縮の目線から健康面への危険性があることを学ぶことで、より環境問題への意識付けができたのではないかと思います。


 

保健体育科教諭の話

生活をする上で欠かせない「水」。また、生きていく上でも必ず必要な「水」。その事実を知っている生徒は多いかと思いますが、実際に日常生活で使われている水が、どのように処理をされ、私たちの手に届くのか。また、そこに潜む危険性や環境に負担をかけないための取り組み方について学ぶことで、これから生徒一人ひとりの水の使い方や処理の仕方など、実生活で活かせる学びへと繋げることが出来るのではないかと考えました。

授業では、生徒が現実的でリアリティーを感じるもの。また、実物を目の前で見せたり、肌で感じたりさせることを大切にしながら行ってきました。そこで今回は実験を取り入れ、最後にグループワークにて今後の生活に生かすための取り組みや工夫を話し合い、発表させました。