簿記のこぼれ話(第4話)
HPをご覧の皆さま。簿記部です。顧問が執筆をしなかったため1年間お休みをしてしまいました。長らくお待たせしました。第4話です。前回は「公認会計士・税理士って何している人?」の公認会計士さんについてお話をしました(気になる人はHPの簿記部令和5年のカテゴリをご覧ください(;^_^A)。今回は「公認会計士・税理士って何している人?」の税理士さんのお話です。さっそく、始めましょう!
と、その前に「税金」って?から話してみましょう。皆さん「税金」ってどのくらい種類があるか知ってますか?「消費税」は知ってる!実は多くの人が払っている税金と一部の人が払っている税金がありますが、約50種類もあるんです(知らなった…)。国に納めるものと地方自治体に納めるものに分かれるそうです。でも約50種類もあったら、よくわからなくなっちゃいますよね。そこで!税金を知り尽くしたプロフェッショナルの登場!税理士さんです。税理士さんは、税金の仕組みを理解し、納税者の相談にのり、納税のための手続きを代わりにしてくれるのです(す、すごい!!)。
税理士さんも前回の公認会計士さんと同じで国家資格です。お仕事は大きく分けて3つ。まずは、納税者が納めなければならない税金の計算や手続きのための書類作成・申告手続き(難しくいうと税務業務)です。これは税理士さんしかやってはいけない専門的なお仕事です。税理士さんではないのに、このお仕事をしてしまうと捕まってしまったり、罰金を払わなければなりません。2つ目は公認会計士さんと同じ会計業務。会社の日々の会計のお仕事や報告書を作るためのお仕事を教えてあげる仕事。3つ目は相談業務(コンサルティング業務といいます)。約50種類もある税金の中から自分がよく分かる税金について相談やアドバイスを行う仕事です。公認会計士さんもそうですが、相談に来た人のために、良いアドバイスができるかどうかがお仕事がたくさんもらえるかどうかの大事なところです!(なるほど…顧問にも伝えてあげなければ…)
税理士さんになるにはどうしたらよいのだろうか?国家試験を受ける必要があります。受験資格というものがあって、大学を卒業するまたは大学3年次以上で必要な勉強をした人や公認会計士さんの資格を持った人などがあります(うっ!壁が高いっ!)。他には日商簿記1級合格か全経簿記上級合格の人などです。どちらにしても公認会計士さんが誰でも受験可に比べると難しいですね…。
では、頑張って勉強して試験に合格して税理士さんになったら、どんな未来が待ってるのでしょうか?税理士法人(税理士さんの会社)や公認会計士さんの働く会計事務所でお仕事をすると、1年間に500万から800万円くらいです。これは普通の会社で働く人より少し多いくらいですね。自分で税理士事務所を開業すると、お客さんの数にもよりますが、1,000万円以上もらえ、定年退職もありません!
AIによっていろいろなお仕事がなくなっていくと言われていますが、専門知識はまだまだAIに代わりにくく、税金に関しては全国民が納税者です。税務業務と良いアドバイスをしてあげられれば、安定したお仕事でしょう。
さあ、将来に向けて簿記の勉強をして公認会計士さんや税理士さんを目指してみませんか?