4月8日(金)に入学式が行われ、22期生の戸塚高校生活がスタートしました。

 

【 入学式式辞 】

  陽射しがとても暖かくなり、春らしくなってまいりました。

 このような日に、入学式を挙行できますことをうれしく思っております。

 本日、入学なさった318名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

   皆さんは、今、どんな気持ちでいるでしょうか。戸塚高校の門をくぐってなにを感じましたか。

 高校生活に期待する気持ち、どんなことに出会えるかとワクワクする気持ち、少し不安な気持ち・・・いろいろな思いがあることでしょう。どれも皆さんの素直な気持ちです。今の自分の気持ちを大切にしてください。そして、その気持ちを忘れないでいてほしいと思います。

 今日は、私が皆さんに大切にしてほしいと思う3つのことについてお話しします。

   まず1つ目に大切にしてほしいものは「自分のこと」「自分の命」です。困難なことにぶつかった時に「いいんだ。どうせ私なんて。」と思ったり、誰かと比べて落ち込んだり・・・自分の存在を小さく感じてしまうことがあるかもしれません。でも、あなたはあなた。それだけで大切な存在です。他人と比較したり、自分のことを「この程度」だと決めつける必要はありません。みんなかけがえのない存在なのだということを忘れないでください。そして、自分のことと同じくらい、周りにいる人たちのことを大切にできる人になってほしいと思います。

  2つ目に大切にしてほしいものは「言葉」です。ひとつの言葉でとても幸せな気持ちになることもあれば、ひとつの言葉でとても悲しい気持ちになることもある・・・言葉は不思議です。私たちが使う言葉には「力」があります。とてもかっこいいことを言っているようだけれど中身がなかったり、難しい言葉を使って相手をけむりに巻いたり、言葉が大切にされていないと感じることの多い昨今ですが、だからこそ、言葉を大切にしたいと思います。そして、人に対して「前向きな言葉」「元気の出る言葉」「優しい思いのある言葉」を使うことは、自分のことも周りの人のことも大切にできることにつながっていくと思っています。ぜひ「言葉」について考える時間を持ってください。

  3つ目は「多くのものにゆっくり出会う」ということです。新しい友達、新しい先生、新しい教科書、新しい制服、生徒会活動や部活動・・・これから皆さんは、それぞれの場所でいろいろなものに出会います。その一つひとつを大切に。でも決して焦らないでください。「早く友達を作らなければ」「早く学校生活に慣れなければ」と急ぐ必要はありません。毎日の生活の中で、ゆっくり時間をかけて、仲間を作り、興味を持てるものや大好きなことを見つけていってほしいと願っています。

  高校時代は心身ともに様々なことに遭遇する時期です。新入生の皆さんにとって、この戸塚高校での生活が実り多い充実したものとなりますよう、一緒に頑張っていきましょう。結びとなりますが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。皆様にとっても今日は晴れやかな日であろうと存じます。お子様たちにはたくさんの可能性、明るい未来があります。お子様の持っている力を信じ、成長を見守っていただきたいと存じます。

 新入生の皆さん、皆さんが自分の可能性を信じ、輝く未来を創っていくことを祈って、式辞といたします。

 

令和4年4月8日

横浜市立戸塚高等学校 校長 髙須 晴子