実施日:令和5年7月19日(水) 場所:プール

  水泳学習の「安全確保につながる運動」の一つとして着衣水泳を行いました。この学習のねらいは、川や海などに落ちてしまったときに命を守るためにはどのようにすればよいのかを体験しながら理解することです。

 授業開始時の子どもたちは、水に落ちてしまったら「泳ぐ」「大声で叫ぶ」「服を脱ぐ」などの方法を考えていました。しかし、実際に着衣のまま水に入ると、動きづらかったり服が脱ぎづらかったりすることが分かりました。海外でも知られている合言葉「UITEMATE」や浮き方の指導をしました。また、助ける側の練習も行いました。ペットボトルやボールなどの身近なものにつかまって浮く体験をしたり、まずは大人の人を呼ぶことの大切さを学習したりしました。

 

【児童の感想】

・服を着ているだけなのに、体が重たくて動きにくく泳ぎにくかった。水着では楽々泳げていたクロールが、服を着るととても泳ぎにくかった。

・少ししか泳いでいないのにとても疲れたので、浮くのが一番良いことが分かった。

・溺れたときの怖さが想像できた。

・川で流された場合は、下流の方に足を向ければよいということが分かった。

・靴を履いていると水を吸って重くなると思っていた。靴が水に浮いたのが意外だった。

・ペットボトル1本でも体が浮いたことに驚いた。

・服に空気を入れたりペットボトルやボールを抱えたりすると浮きやすかったので、今度溺れている人を見かけたら、声をかけてからペットボトルやボールを投げたい。

・着衣水泳は楽しかったけれど、溺れたら大変だから命を守りながら川で遊びたいと思った。

・溺れそうになったら、浮いて待つということを意識し、むやみに動かないようにしたい。