今年度、着任4年目となりました世古 正樹(せこ まさき)です。今年度も学校運営に精一杯努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

上菅田笹の丘小学校は、令和2年4月1日に開校し、今年度が開校5年目となります。開校の3年前の平成29年4月に、当時、横浜市で最も児童数が少ない笹山小学校と上菅田小学校の間で、学校規模の適正化に向けた具体的な対応を検討するため、第1回上菅田小学校・笹山小学校 学校規模適正化等検討部会が開催され、10月までに全5回、検討部会が行われました。検討部会は、日頃から両校がお世話になっている地域の自治会長様やPTA役員の皆様、近隣の中学校の校長先生の方々で構成されておりました。上菅田笹の丘小学校は、地域や保護者の皆様がより良い学校にするために、何度も検討を重ねて、皆様の思いや願いが込められた学校です。私は、開校2年目から着任しておりますが、皆様の学校に対する熱い想いを、いつも感じております。まさしく、地域や保護者の皆様に支えられている学校で、そのような学校で本年度も勤務できることに大きな喜びを感じております。

今年の1月、予定より9か月遅れましたが、旧上菅田小に新築した新校舎に移転しました。この新校舎は、中庭があり、その中庭を見渡せるように校舎がロの字になっているのが大きな特徴です。中庭を中心に学校全体が一つにまとまっています。また、窓が多く使用されているので、どの教室、どの場所もとても明るいことも特徴です。1月に初めて新校舎に入った子どもたちから、「広―い。」「きれいー。」「富士山が見える。」など、嬉しそうな声がたくさん聞こえてきました。本年度は、新校舎で4月から1年間を過ごす最初の年となります。この校舎のように、学校全体の気持ちを一つにして、 教育活動のさらなる充実を目指していきます。

そのために、今年度も、子どもたちの「自己肯定感」を高めることを大切にしていきます。「自己肯定感」とは、「ありのままの自分を肯定する、自分自身を好意的に受け止める」ということです。自分のよさに気付き、自分を大切にする気持ちを育てながら、他者(友達)のよさも認め、他者(友達)を大切にしていく、という気持ちにつなげていきたいです。昨年度も子どもたちには、「自分を好きになろう。そのために、自分のよいところをたくさん見つけよう。」と機会あるごとに話してきました。学習だけでなく、日常の生活においても、子どもたちのよさを認め、積極的に褒めて、子どもたちの「自己肯定感」を高められるように、教育活動を進めてまいります。そして、課題解決に向けて主体的に取り組む子どもたちを育てていきます。ご家庭や地域におきましても、ぜひ、子どもたち一人ひとりのよさを見つめ、褒めて伝えていただければと思います。

上菅田笹の丘小学校は、この新校舎で新たなスタート切り、新たな歴史や伝統を築いていきます。これからも多くの児童と保護者、地域の方々、教職員が集う学校として、地域に愛される学校を目指し、人と人とのかかわりや共感を大切にし、「自分大好き 仲間大好き 心かがやく上菅田笹の丘小学校」という学校教育目標の実現に向けて、教職員一同、より一層努力を重ねてまいります。保護者の皆様、地域の皆様、本年度も本校の教育活動へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。