今回のコーチングでは「承認すること」について学習しました。講師の先生から、ある野球チームの話を聞きました。「一人ひとりの力は高いのに、全然勝てない弱小野球チーム。彼らの問題点は声掛けにありました。失敗すると「ちゃんとやれよ!」「なにやってんだよ!」とけなし合うような言葉が飛び交うのです。マイナスな言葉かけは恐怖や不安を与えるため、次のパフォーマンスは70%ほどになります。一方で、「ドンマイ!」「次がんばろう!」などプラスの声掛けをするとそれは安心や自信につながり、次のパフォーマンスは120%になります。」そのチームは声掛けを変えただけで7/10試合勝てるチームになったそうです。 

でも・・・いい声掛け、温かい声掛けをしたほうがいいことなんて分かっていて、できるときとできないときがあります。それは、「こころのバケツ」によって変化するからなのです。こころのバケツが満たされていると、人にやさしくなれたり、素直になれたりします。こころのバケツの水が減っていると、人にやさしくできなかったり、やさぐれた態度になったりします。こころのバケツは不思議なバケツで、人のバケツに水を足してあげると自分のバケツの水も増え、人の水を奪うと、自分のバケツからも水が減るのです。 

 今回のワークでは、友達の背中にはったしずくに温かい言葉を書き合って、互いのこころのバケツを満たしていくというものでした。書いてもらった言葉を読んでこころのバケツを満たした後・・・膝たたきゲームに挑戦すると、ワークの前よりもタイムが伸びました。 

 最後の振り返りでは、「自分のいいところをたくさん見つけてもらえて、バケツがいっぱいになった気がする」「これからも互いのバケツを満たしていきたい」など生活に生かしていこうとする姿がみられました。