2月21日、3年生の特別カリキュラムとして、青年海外協力隊(JICA)の蛭田秀樹さんを講師にお迎えし、南アフリカ共和国で青年海外協力隊として教員活動を行った2年間についての講演がありました。蛭田さんが高校→大学→社会人と進路選択していく中で、青年海外協力隊の道を選んだいきさつや現地での生活、授業風景、教育環境上の課題、過去のアパルトヘイトの現在での影響などを分かりやすくお話していただきました。生徒たちは、初めこそ緊張の面持ちで話を聞いていましたが、蛭田さんのユーモア交じりの体験談やTVで見るのとは違う、現地の方々との交流の様子を聞くうちに笑い声や大きくうなづく姿などが見られるようになりました。講話の最後に、代表生徒からのお礼の言葉の中に「ついこの前までは、受験科目の一つとして社会科の勉強があったが、今後は、世界や自分の身の回りについて学ぶ教科として、社会科の勉強をさらに大切にしたい。」という感想があったことが印象的でした。