6/26(木)泉公会堂で開催された「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト泉区審査会」にて、新橋小学校代表として登壇した6年1組の塚田莉奈さんのスピーチ原稿を紹介します。塚田さんは、「ジェンダー平等」の視点から国際平和について考え、自分にできることを真剣に見つめた内容を堂々と発表しました。誰もが性別に関係なく、平等に権利や機会を持ち、社会の中で対等に活動できることの大切さを訴えたスピーチは、心に響きました。塚田さんの率直な思いと、未来への希望がスピーチに込められています。

 

『性別で傷つく人がいない世界にするために』

「男の子は戦いごっこで遊ぶんだ。」「女の子はお世話ごっこで遊ぶんだ。」みなさんは、男だから女だからと性別で決めつけて人の心を傷つけていませんか?男女差別がない世界になったらみんなが幸せにのびのびと生きられると思いませんか?私はこの男女差別がなくなるには一人一人の理解する気持ちが大切だと考えます。

それでもまだ世界では男女差別が存在しています。学校に行くのが難しい女性、三人に一人の女性が性的暴力・虐待を経験、早すぎる結婚・児童婚。日本にもまだまだあります。「料理作っといたよ。」みなさんは男性と女性どちらが言った言葉だと思いましたか?私は女性だと思いました。そうです。まだ世界には女性が家事をする、などのイメージが強くあるそうです。こういうことに女性も負担を抱えているそうです。男性の方が優遇?それこそ性別で決めつけていることだと思います。

では、おままごとセットは男の子、女の子どちらのイメージでしょう?女の子のイメージがありますよね。そうです。このことが私が伝えたいことです。私の知り合いの弟がお世話ごっこでいつも遊んでいました。その姿を見ると楽しそうにニコニコしていて幸せそうでした。それをみて私は思いました。「性別関係なく、自分の好きなことができたら、幸せにつながるんだな。」と。そして、その子の親の行動、気持ちが世界に広まればなと思いました。その子の親が性別関係なく、その子が買いたいと言ったおままごとセットを買う。このおかげで知り合いの弟は幸せにのびのびと生きれているのです。

こういった、性別で決めつけない気持ち、一人一人の理解する気持ちが男女差別をなくなるための一つの方法だと思います。

でもまだ世界のどこかには男女差別が起こっています。こうした性別で決めつけることは人の心に傷がつく一つの理由です。それでも私たちにできることはまだまだあります。性別で決めつけない気持ち、一人一人の理解する気持ちが男女差別がなくなるためのことだと思います。そのおかげで幸せにのびのびと生きれる人が一人でもふえたらいたらいいなとおもいます。最後にみなさんも考えてみてください。性別で決めつけて人の心を傷つけていませんか?そして理解する気持ちが大切だと思いましたか?