仲良くなれる特別な言葉(令和6年5月号)
仲良くなれる特別な言葉
校 長 田中 秋人
温かな日差しの日々が続いています。ここ数年とは違い、今年は満開の桜のもとで入学式を行うことができました。桜とともに真新しいランドセルを背負って笑顔で写真を撮られている新1年生の姿がとても印象的でした。そんな新1年生を華やかに迎えた桜も、新緑の時を迎え、葉を茂らせはじめました。正門の横の花壇には、地域の方々に植えていただいたチューリップが今年も色鮮やかに咲いています。本校に来校する方々は、例年楽しみにされている方もいて、「今年も正門のお花がとてもきれいですね。」と声をかけていただいています。地域の方々の学校に対する温かな支援のおかげだと、学校長として、感謝の気持ちを感じるとともに、地域の中にある学校として、改めて気持ちを引き締めて学校教育を推進していかなければならないと認識させられる場面でした。
さて、4月8日に行った入学式の式辞で、仲良くなれる特別な言葉として次のような話をさせていただきました。
お友達や勉強を教えてくれる先生たちと仲良くなれる特別な言葉を教えたいと思います。
それは、「ありがとう」「ごめんなさい。」という言葉です。きっともう知っていて、使えるから大丈夫!という人もいると思います。友達に何かをしてもらってうれしかったり、助けてもらったりしたら「ありがとう」、自分が何か間違ったことをしてしまったら「ごめんなさい。」
一年生として、相手の気持ちを考えながら、素直な気持ちで言えるとよいですね。(以下略)
この話を1年生は静かにしっかりとした態度で聞いていました。数日後、入学式に参加していた6年生のある子から「「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉は大切にしなければいけないね。」と言葉の大切さに触れたうれしい声も聞かれました。「ありがとう」とともに感謝の気持ちを伝える。何か誤りがあったときには「ごめんなさい」と素直な気持ちで伝える。そんな言葉が自然に言える子どもたちを育成していきたいと思います。そして、これらの仲良くなれる特別な言葉は、子どもだけでなく当然大人にも言えることです。本校の子どもたちだけでなく、教職員はもちろんのこと、保護者、地域の方々にもこれらの言葉を大切していただき、舞岡小学校の輪を更に広げていければと思います。
改めて例年素晴らしい花を正門に植えていただける地域の方に感謝の気持ちを伝えて、学校便りの言葉とさせていただきます。きれいな花を植えていただきありがとうございます。そして今月も変わらぬご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。