「弥生」令和2年度の最後の月。コロナ禍で大変な1年ではありましたが、今年も春はいつもの年と変わらずにやってきました。

 3月10日(水)

 この日は、3年生が小矢戸の古民家見学に出掛けました。移ろいゆく四季に対応し様々な工夫が凝らされた古民家。色々な古民具にもふれながら、古の人々の暮らしに思いを馳せた子どもたちです。

 3月12日(金)

 6年生が、箱根へ日帰り体験学習に出かけました。

 バスは東名高速から一路箱根へ。最初に訪れたのは「箱根関所資料館」。江戸時代の歴史的な資料を数多く見学しました。

 その後は芦ノ湖遊覧船で「元箱根」へ。水族館を見学したり、動物とふれ合ったりして楽しいひとときを過ごしました。昼食後、寄せ木細工のコースターを制作しました。この日のささやかな記念品が出来上がりました。

 6年間過ごした友だちと出かけた最後の校外学習。本当に思い出深い一日となりました。

 3月19日(金)

 穏やかな陽の光の下、早咲きの桜花が、この日の主役の到着を待ち侘びます。

 学校のリーダーとしてこの1年を過ごした6年生102名が、この日「巣立ちの日」を迎えました。

 学校長から卒業証書を胸を張って受け取る一人一人の姿は、本当に立派で頼もしさを感じました。

 溢れ出た涙が静かに頬を伝わり落ちる子も。

 厳かな中に清々しさを感じさせる式でした。卒業生一人ひとり、その輝かしい前途に幸多かれと願わずには、いられません。