しもんの教えて盲学校。 第1回目のゲストは栄養教諭の出川先生です。 インタビューは横浜市盲マスコットキャラクターのしもんです。

教えて横浜市盲の給食について。 今日の献立は?麦ごはん、ちぶに、からしじょうゆあえ、めった汁、牛乳です。 (出川先生)皆さんこんにちは!今日は盲特別支援学校の給食を紹介したいと思います。横浜市の特別支援の学校給食では、年間を通して日本の伝統的な郷土料理や、地場産の食品をなるべく使用した献立を実施しています。  (しもん)そうなんだ!

  (出川先生)今月は石川県の郷土料理を取り入れました。献立名は、麦ごはん ちぶに からしじょうゆあえ めった汁 牛乳です。からしじょうゆあえに使うこまつなは横浜でとれたものを使用し、めった汁に使うだいこんは、三浦市でとれたものを使用しています。 こんな感じです。(配膳された給食の写真) ( しもん)わー!今日の給食もおいしそうだね

(しもん) 盲学校の給食は昔からおいしいって評判だよね。今日のメニューは石川県の料理ということだけど、「めった汁」は聞いたことも食べたこともないメニューだね!特徴や名前の由来など教えて欲しいな。 (ぱくぱくだよりから抜粋した説明) 石川県の郷土料理: ちぶには、鶏肉に小麦粉をまぶして野菜などと一緒に煮たものです。にじるにとろみがつくので、料理が冷めにくく、味が絡みやすくなっています。めったじるは、「めっためったに材料を切る」ということから名前がつけられました。 からしじょうゆあえには市内産のこまつなを使用しています!

(しもん) 献立の由来って面白いね。日本海側に面する石川県は寒い地域だからあたたかく、しるものを食べる工夫がされているんだね! (出川先生)ねえ、しもん知ってる?横浜で育った野菜やくだもののことを「はま菜ちゃん」といいます。地元のスーパーでも買えると思います。横浜ではこまつなの他に大根やキャベツなどいろいろな種類の野菜を生産しています。横浜市では、「地産地消」をすすめていて、地元でとれたものを地元で食べましょうという運動をしています。その土地でその時期にとれた旬の野菜や果物を食べることで、栄養価も高いし、安いし、地元農家の応援にもなるし、よいことばっかりです。  (しもん) はな菜ちゃんってなに?    はま菜ちゃんのイラストの画像。

教えて 盲学校の給食の食器について・・・ (しもん) 出川先生、他の特別支援学校の違うところを教えてください。 (出川先生)そうですね。使用している食器が違いますね。茶碗は、白いごはんがコントラストで見えやすいようにうちがわが紺色に着色された物を使っています。普通の白い茶碗と比べてみてください。

紺色茶碗と白色茶碗にごはんを入れた画像を表示。 (しもん) なるほど!うちがわの色が濃い方がごはんの残りが見えやすいね。汁椀もうちがわが色の濃い物を選んでいるんだね。

クロックポジションってなに? お皿の位置を伝える時は時計の数字の位置に見立てます。 7時に麦ごはん、10じにからしじょうゆあえ、12時に治部に、2時に牛乳、5時にめったじる

(しもん)いろんな工夫をしながら、見えない、見えにくい子どもたちも他の学校の子どもたちと同じ様に毎日おいしい給食を食べることができるんだね! 献立を考える栄養士の先生、おいしい給食を作ってくれる調理員さん、いつも本当にありがとうございます!! (出川先生・調理員さん) みなさん、また会いましょう!