55名の新入生のみなさん、入学おめでとうございます

皆さんは、今日から晴れて寛政中学校の生徒となりました。私たち教職員と 2年生・3年生の生徒全員が皆さんの入学を心から歓迎いたします。寛政中学校の一員として、学校の主役として、自らを磨き、地域の力、日本の宝として大きく成長してほしいと願っています。

 先ほど、担任から一人ひとり名前を呼ばれましたが、明るく、元気よく返事をしました。本当にすがすがしく頼もしく感じました。

 希望にあふれた中学校生活のスタートが様々な制限がかかっている今、皆さんは、不安な気持ちだと思います。

しかし、55名の皆さんが入学し、総勢179名の寛政中学校の生徒、32名の教職員がチーム寛政となり、一丸となって、どんな苦境にあっても耐え、助け合って幾多の壁を乗り越えていきましょう。
はじめにみなさんに本校の教育目標を覚えていただきます。「自ら学び、社会とつながり、ともに未来を創る人」の育成です。自ら進んで学習に取り組み、自他を大切にして
地域を愛し、多様性を認め、共に生きようとする生徒を育成します。
ここで寛政中学校での3年間をスタートさせる皆さんに常に意識してほしいことを紹介します。
ぜひ覚えてもらいたい英語の言葉をふたつ紹介します。
Respect Others.」覚えられますか。Respect とは「尊敬する」「大切に思う」という意味です。そしてOthersとは「自分以外の人、もの」という意味です。なので「Respect Others.」で「自分以外の人やものを大切に思いましょう」ということになります。私たちの周りにはいろいろな人たちがいます。人によって興味も違うし、得意なことも違います。
そしてもうひとつは
Nice Try」です。
 学校生活において、間違うことや失敗することを恐れずにチャレンジすることで自分自身を成長させるのが学校です。学校の教室とは、間違ったり、失敗したりするところとも言えます。誰もが 間違いや失敗を恐れずに様々なことにチャレンジするのを後押しする「Nice Try」という掛け声があふれる学校にしていきましょう。
 皆さんは今日まで、たくさんの人との出会い、そして多様な経験の中で、喜び、感動、悲しみ、挫折などの五感を味わいながら成長し、歩んできました。切磋琢磨しあった仲間、叱咤激励を受けた先生、そして温かく見守ってくれた 地域の方々の存在をこれからも忘れてはいけません。しかし何よりも、一番の理解者で、最高の応援者は皆さんの保護者、ご家族です。これからも感謝の気持ちを忘れてはいけません。中学3年間「Respect Others.」を心にとめて、「Nice Try」を心がけ、学校生活を送られるように熱き教職員全員で応援していきます。様々な良さを発揮できる場と、機会を用意しています。ともに生きて中学校生活を大いに楽しみましょう。
最後になりましたが、ご参列の保護者の皆様、本日は本当におめでとうございます。心からお祝いを申し上げて私の式辞といたします。
 
令和4年4月7日
横浜市立寛政中学校
校 長  森 勝義