9期生 宮古島校外宿泊研修
附属中学校2年生は、4月19日から22日までの4日間、宮古島で宿泊研修を行いました。今年は、実行委員が掲げたテーマ「宮古島の50年後を考える」に沿って、自分たちで問いを立て、島の未来を想像しながら学びを進めることを目指しました。地域の方々との交流や自然体験、フィールドワークなど、さまざまな“ほんもの体験”を通して、島の今とこれからを見つめる時間となりました。
1日目は、島内散策「アイキーミーディー」で、自分たちがこれからお世話になる民家を探しながら島を歩きました。初めての土地で人とつながる緊張感や温かさに触れ、島の暮らしに一歩踏み込むきっかけとなりました。
2日目の午前は、民家の方に地元料理を教えていただき、一緒に調理したり、宮古島の踊り「クイチャー」を習ったり、三線の音色に耳を傾けたりと、文化を“体験として受け取る”学びが広がりました。クイチャーを教えていただいた後には、自分たちが体育で習ったフォークダンスを披露して民家の方と一緒に踊る場面もあり、温かい雰囲気の中で交流を楽しむことができました。午後は、シュノーケリング、カヤック、お守りづくりの3つの自然体験に分かれて活動しました。海の透明度や風の強さなど、自然そのものを相手にする体験は、教室では味わえない発見に満ちていました。
3日目は、今回の研修の中心となるフィールドワーク。事前学習で設定した5つのテーマをもとに、各班が自分たちでコースを決め、島のあちこちを訪ね歩きました。
「宮古島の50年後を考える」という大きなテーマに向けて、「なぜこうなっているのか」「今の島の課題は何なのか」といった疑問を、現地の方へのインタビューや観察を通して確かめていきました。
4日目は、海岸漂着物調査を行いました。決められた区域内で拾い集めた漂着物を分別し、宮古島に流れ着くゴミの特徴をとらえたり、事前に茅ヶ崎で行ったビーチクリーンの結果と比較したりしながら、海洋汚染や環境問題について考える時間となりました。
同じ「海のゴミ」でも地域によって違いがあることを実感し、環境をめぐる課題を自分ごととして捉えるきっかけになりました。
4日間を通して、生徒たちは宮古島の自然の豊かさや、島の人々の温かさ、暮らしを支える知恵に触れ、多くの“初めて”を経験しました。
青い海や白い砂浜といった景色だけでなく、人との関わり、自分で問いを立てて学ぶ楽しさ、そして島の未来を想像する視点など、心に残る学びが詰まった研修となりました。
今回の経験は、ここで終わりではありません。事後学習では、研修で得た気づきや疑問をもとに、さらに調べたり考えたりしながら探究していきます。自分で問いを立て、情報を集め、考察し、また新たな問いへとつなげていく——そんな探究の姿勢を、今後の学びにも生かしていきたいと思います。


