茶道部 私達茶道部は一年生五人、二年生二人、三年生五人の計十二人が所属しています。部員同士の仲は良く、日々真剣に稽古に励んでいます。茶道部は普段、外部の先生をお招きしお茶やお菓子のいただき方、お点前の仕方を習っています。 私達はこれまで多くの活動をしてきました。

 

まず四月に新入生歓迎茶会をしました。一年生にとっては初めてのお茶会だったので皆緊張していましたが、無事行う事が出来ました。 七月には卒業生の方々をお呼びして同窓会を開きました。卒業生の方々は部活を引退して何年も経っているのに作法を忘れておらず、当時の努力が垣間見えました。他にも専門学校による出張授業で和菓子作りを体験しました。繊細な作業に悪戦苦闘しながらも、なんとか美味しい練り切りを作りました。

 夏休みには一、二年生が三年生の先輩に、着付けを教わりました。八月に東京表千家の学校茶道研修会が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。 九月から分散登校が始まり、それに伴って部活も禁止になりました。一ヶ月半部活が出来ない状態だったので、解除された時にはお点前の感覚を取り戻すのに大変でした。 新型コロナウイルスによって、満足に練習出来ない日々が続きましたが、これからも茶道に勉励していきます。

 

茶道部4月~7月 同窓会 7月22日(木)海の日 卒業生15名が懐かしいY校に集まりました。平成21年度卒業から令和2年度卒業まで 例年は茶室でおもてなしをしていたのですが、コロナ禍で立礼の点前に変更しました。 卒業生は大学進学、公務員、就職とそれぞれに進路について近況を報告し互いの旧交を温 ていました。

 

茶道部 9月~12月 天然忌(てんねんき) 10月26日 表千家七代如(じょ)心(しん)斎(さい)(天然)は利休以来の茶道に七事式と呼ぶ式法を加え、新しい時代に応ずる茶のすがたを探求しました。千家中興と呼ばれる徳をしのび天然忌が営まれます。

炉開き(ろびらき)         口(くち)切り(きり)の茶事 11月30日

今年の春の茶を使い始める口切りは茶の湯の世界における正月であり、炉開きがこれに重なります。

 

入門茶会 12月21日   表千家より許状をいただく日に茶会を設けています。

 1年生は表千家入門 習い事 八箇条  2年生は表千家 飾り物 五箇条  表千家学校茶道へ学校単位で申請し家元より許状が届きます。指導の前田先生より  入門茶会を通じて手渡しされます。 1月25日 正月年頭の茶会 干支(寅)の色紙を床の間にかけ、新年を祝います。

 

表千家の初釜は笑顔饅頭です。

皮に山芋が入った薯蕷饅頭。

新年の茶席の様子

 

えくぼを表す赤い印がつけられます。新年を寿ぎ、 無病息災を願う六瓢蒔絵(六つのひょうたんの絵柄) の棗(なつめ)茶入れが用いられます。 三送会(三年生を送る茶会) 2月28日 お世話になった3年生の門出と感謝の気持ちを込めた茶会です。

メッセージカードを貼付した色紙、菓子は練り切りを用意して思い出を語り、最後は3年生の点前で在校生がお茶をいただきます。 利休忌 3月22日 毎年差3月27日に家元にて利休忌が営まれ、利休像に茶や膳を供え、残月亭に利休画像を掲げ、菜花を活けて供茶(くちゃ)がされます。本校ではYガーデンの菜の花を活けました。