私たち茶道部は、一年生三名、二年生五名、三年生四名の計十二名で活動しています。例年では、清水が丘ケアプラザや桜まつりでお点前を披露しています。今年は新型コロナウイルスの影響で練習時間がなかなか確保できていない状況にあり、文化祭や外部でのお茶会なども行えずにいます。そんな中でも、お点前や基本の動作などを茶道の先生に教えていただいています。部員の少ない中、一人一人がより質の高いお稽古を行えるよう日々励んでいます。

 Y校祭では実際にお茶をふるまうことができず悔しい思いもありましたが、三年生が発案のもと謎解きゲームを行うことができました。校舎内全体を使ってのゲームで、参加者に楽しんでもらうことができました。

 また日々のお稽古の実践の場として、今まで行ったことのない「天然忌(てんねんき)」を行いました。天然忌とは、表千家七代目(じょ)(しん)(さい)の追善のお茶会です。私たちは、()(ちゃ)、花寄せ、(かず)(ちゃ)の三つを行いました。それぞれ、お供えの仕方、お花の生け方、特別なお茶のいただき方を総合的に学ぶことができました。

 このようなご時世ではありますが、茶道に親しみ次世代に継承していきたいと思います。