Diary【2026.4-】
本校職員による日記形式のブログで、本校の活動の様子を写真付きで紹介していきます。
更新状況は新着情報に表示されますので、ぜひご覧ください。
【森林学会高校生ポスター発表に参加してきました。】
つくば国際会議場で開催された森林学会高校生ポスター発表に、本校2年次生の齋藤さんが参加しました。
齋藤さんは「キノコのひだはカビの成長を阻害するか」という題目で研究発表を行いました。
本研究は、ブナシメジをPDA培地上で培養した際、部位によって生育する菌が異なることに着目したことから始まりました。この観察結果から、ブナシメジの「ひだ」にはカビの成長を抑制する働きがあるのではないかと考え、検証を行いました。さらに、マツカサキノコに含まれるストロビルリン系物質が他の菌の成長を阻害することが知られていることから、同じ木材腐朽菌であるブナシメジにも類似の物質が存在する可能性についても検討しました。
実験では、青カビ・ブナシメジ・シイタケを培地上で対峙培養し、それぞれの関係性を観察しました。その結果、ブナシメジは青カビと拮抗する様子が見られ、菌糸同士が接触することで伸長方向が変化する可能性が示唆されました。また、シイタケとブナシメジの間には菌糸の間隔(ギャップ)が見られ、互いに影響を及ぼし合っていることが考えられました。
さらに、ブナシメジと接したシイタケの菌糸が茶色く変色する現象も観察されました。このことから、ブナシメジが他の菌の成長を抑制する物質を持ち、それがシイタケの菌糸の変化に関与している可能性についても考察が行われました。
これらの結果を踏まえ、ブナシメジはストロビルリン系物質と類似した働きを持つ物質を有している可能性があるとまとめられました。
発表当日は、自信を持って堂々と発表する姿が印象的でした。多くの研究者や高校生に研究内容を聞いていただき、さまざまな視点からアドバイスを受けることで、今後の研究の方向性についても大きなヒントを得ることができたようです。
本人も「とても楽しく、大きな学びになった。さらに研究を深めていきたい」と話しており、今後のさらなる活躍が期待されます。

