学校長あいさつ

 緑園学園の学校長の野口でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

令和4年度4月1日に、開校式を実施できましたこと、心より感謝申し上げます。この緑園学園は、市内で3校目の義務教育学校として誕生いたしましたが、小学校2校を前期課程として、更に後期課程を新設するという開校の形態は、これまでにはなく、その意味では、最初の義務教育学校とも言えます。

新たな義務教育学校として、特色ある教育活動を展開し、横浜市の小中一貫教育をリードできるような学校づくりを行ってまいります。この緑園学園は、この地域の益々の発展と、連携の象徴でもあります。広く社会や地域に開かれた学校として、地域に愛され、地域の方々とともに、地域に根差した学校として、将来の人材を育んでまいります。

「しろがねも くがねもたまも なにせんに まされるたから こにしかめやも」とは、万葉集の山上憶良の歌ですが、子どもこそ、保護者や地域の方々の宝であります。その宝を大切にお預かりし、この地域はもとより、社会や世界で活躍できる人材として成長できるよう、教職員一同、子どもたちをしっかり支え、支援・指導してまいります。

緑園学園は、義務教育学校として、9年間の小中一貫した教育を展開する学校であり、前期課程、後期課程という法的な区別はございますが、基本的には、前期後期が一体となった一つの学校として、教職員が一つの組織、まさに「ONE TEAM 」となって、新たな学校づくりに取り組んでまいります。

緑園学園には、「真のグローバル人材に 自主 協働 創造」という校訓、スクール・モットーがあります。そして、学校教育目標の実現を目指していく上で、五つのコンセプトを掲げております。コンセプトの中心には、持続可能な開発のための教育、すなわちESDを置き、自然や社会に関わる様々な課題を自らの問題として捉え、協働して解決していく力を育んでいきます。また、具体的には、独自教科の実施、ICTの活用、国際交流、異学年交流に積極的に取り組んでいきます。こうした特色ある教育活動を展開するには、地域の方々、ボランティアの方々、関係機関の方々など、多くの方々のご協力とご支援が必要となります。

これまでも、地域の方々には、子どもたちの登下校の見守りや学習への支援など、様々な場面で、ご協力いただいてまいりました。また、この度は、すでに、地域の方々には、学校を支えていただくボランティアへの登録や、部活動で使用する楽器や花器等のご寄付など、ご支援いただいております。この場をお借りして、お礼申し上げますとともに、引き続きのご支援をお願いしたいと思います。

 改めまして、開校にいたるまでの間、多大なるご尽力をいただきました、地域の皆様、議会の皆様、また、関係の皆様に、厚く御礼を申し上げますともに、引き続きのご支援を何卒お願い申し上げます。