実りの秋、

4年生で出前授業「味覚の授業」を行いました。

 

甘味、塩味、にが味、酸っぱ味、うま味の「五味」を

「五感」で感じよう、という内容です。

 

本校保護者でもある、フレンチの阿部シェフのご協力で

4年生を対象に食育の一環として昨年度より行っています。

「鼻をつまんで、目を閉じて10回噛んでごらん」

「手を鼻から離して、目を開けて噛んでごらん」

「あ! 味が変わった!」

「もっと甘く感じる!」

嗅覚や視覚も味わいに大切な要素だと気づきます。

子どもは舌にあるブツブツ(味蕾という味のセンサー)が多く

本能的に苦いものを避けるようになっているそうです。

 

「にが味は子どものころは苦手でも、

大人になると美味しく感じるようになります。

今苦手なものでも、好きになることが多いですよ。

時々チャレンジしてみてくださいね。」

(ビールの例えでみんなうなづいていました)

最後にシェフが用意してくれたごぼうとバターナッツかぼちゃの素揚げ。

(見た目はイカのくんせい、のようです)

 

「なんだろう、あまい」

「おいしいね」

子どもたちは自然とゆっくり口の中で確かめるように味わっていました。

「味覚の一週間」はフランス発の食育の取り組みです。

5年生から家庭科が始まり、調理も行います。

「食事は五感だけでなく、一緒に食べる人やそのときの会話など

様々な要素で楽しむものです。

ぜひ、食べることを楽しんでほしいです。」

 

阿部シェフをはじめ、「味覚の一週間」事務局の皆様、

ありがとうございました。