平成27年5月15日~17日

2年の時からモデルコースを作るなど、長い期間で準備してきた修学旅行に5月15日~17日の2泊3日の日程で行ってきました。天気にも恵まれ、3日間とも晴天の下、行動することができました。
1日目は「学年全体での体験」として、奈良を中心にクラスごとのバスで行動しました。まず、東大寺の大仏殿で奈良の大仏を見て、奈良公園を散策しました。予定よりも時間がかなり押してしまい、なかなかゆっくりと奈良公園を見ることができなかったのではないかと思います。それでも、生徒の皆は集合の時間に遅れることなくバスに乗り込み、次の薬師寺への移動もスムーズに行うことができました。薬師寺での法話拝聴の体験では、想像と違うお坊さんのお話で、皆の目が輝き、笑いの絶えない体験となりました。「すごくわかりやすくて、先生になってほしい」「吉本新喜劇を見てるみたいだった」と、とても満足した様子でした。法隆寺ではクラスごとに日本最古の木造建築や五重塔を見て回り、ゆったりとした時間を過ごすことができました。移動中は各クラスのバスで学級委員が用意してくれたレクを行い、どのクラスもとても盛り上がったようで、楽しい移動時間を過ごしながらクラスでの交流を深めたようです。夜ご飯は「清水順正」というお豆腐屋で豪華な懐石弁当と湯豆腐をいただきました。生麩など、初めて食べるものも多かったようで「これ何かなあ?」と友人たちと話しながら、楽しく食事をしていました。宿では、トランプをしたりテレビを見たり、他の部屋に遊びに行ったりしながら仲間とわきあいあいと過ごしていました。
2日目は「班での体験」として班別自主行動でした。自分たちで考え、自分たちだけで行動する1日となりました。途中、道端で見かけたり、チェックポイントで会うと「あっ、先生~!」と声をかけてくれる無邪気な一面や、一生懸命地図を広げて場所を確認している頼もしい姿など、3年生の様々な顔が見られました。ほとんどの班が帰着チェックにも間に合うことができ、「時間を守らなければならない」という意識の高さを感じられました。夕食の後は舞妓さんとの触れ合いの時間があり、ほとんど年が変わらないはずなのに、とても大人びている舞妓の雰囲気に圧倒されていました。写真はその時のクラスで撮った集合写真の一部です。

3日目は「クラス別での体験」として、クラスごとのバスで見学に向かいました。各クラスの見学の場所は次の通りです。

<1組>八つ橋づくりコース   宿→八つ橋庵と刺繍の館で八つ橋づくり体験→渡月橋で嵐山散策→ みやこめっせで数珠づくり
<2組>伏見稲荷コース     宿 → 伏見稲荷神社  →   宇治平等院 → みやこめっせで数珠づくり
<3組>座禅体験コース     宿→南禅寺で拝観と座禅体験 → 哲学の道 →みやこめっせで数珠づくり
<4組>大原の里コース     宿 → 宝泉院で抹茶体験 → 大原三千院 → みやこめっせで数珠づくり
<5組>八つ橋づくりコース   宿→八つ橋庵と刺繍の館で八つ橋づくり体験→渡月橋で嵐山散策→ みやこめっせで数珠づくり
<6組>大徳寺コース       宿→大徳寺で法話体験 → 今宮神社で参拝とあぶり餅試食 → みやこめっせで数珠づくり

昼食後は、数珠(念珠)づくりを全員で行い、それぞれの石にこめられた説明文をよく読みながら、自分だけの念珠を一生懸命作っていました。その時に「ここ、どうやってやるの?」「このデザインなんかいい感じだね」とお互いに話し、認め合いながら作っている姿は見ていて微笑ましく感じました。
 無事に2泊3日を終えることができ、実行委員が制作した修学旅行のスローガンの「感じよう古都を つなげよう未来へ ~暖結緑・完への道~」を達成できたのではないかと感じています。また、この3日間でさらに交流を広げ、お互いを思いやる場面も多くあり、優しい学年だなと改めて実感しました。この修学旅行で「暖結緑・完への道」へのさらなる一歩を踏み出しました。3年生の皆にはこの修学旅行で得たものを、今後の学校生活にも生かしていってほしいと思います。