港南中学校は、 1947昭和22年4月、横浜市の新制中学校43 校の一つとして、現在南小学校が建つ場所で開校しました。翌1948年には、現在の地に新校舎を建築し、今日の港南中学校の歴史がスタートしました。校地は、中世から政治的、文化的に大きな役割を果たしてきた鎌倉街道に面し、市営地下鉄港南中央駅の真上に位置しています。学区には、多くの商業施設が集積する上大岡駅があり、横浜横須賀道路や環状2号線が鎌倉街道と交差するなど、人や車が多く行き交う地域ですが、閑静な住宅地も多く、ガマの穂が茂る大岡川や点在する雑木林には、やさしい自然を感じることもできます。

 学区に係る連合町内会は、笹下地区連合町内会、日野第一連合町内会、大久保最戸連合町内会の3つにわたり、どの地域も大変熱心に地域活動を行っています。本校の生徒も、地域の河川清掃にボランティアとして参加させていただいたり、吹奏楽部が演奏の機会をいただいたりするなど、地域の一員として活躍しています。また、PTA活動も活発に行われ、生徒の日常の活動を支援してくれています。

 このような環境の下、生徒たちは明るく伸びやかに学校生活を過ごしています。学校の敷地に足を踏み入れていただければ、人なつっこい笑顔で挨拶をする生徒にお会いいただけると思います。

   毎日の授業では、教科等横断的な様々な活動を通して、知識や技能の習得だけでなく、思考力・判断力・表現力を伸ばしています。体育祭や文化祭などの行事では、仲間と協力しながら、時には意見をぶつけ合いながら、ともに汗や涙を流し、感動の場面を創造しています。また多くの生徒が部活動に加入し、仲間と切磋琢磨しながら豊かな心とたくましい体を育くんでいます。

  港南中学校は、今後も地域に根ざした教育に努めるとともに、学校教育目標である 「学び、考え、共に生きる」の実現に向けた教育を展開していきます。

令和7年4月1日

学校長 関口 和弘