英国オリンピック委員会(BOA)とY校生とのオンライン交流を実施しました。

市民局オリンピック・パラリンピック推進課により、11月16日(水)午後5時~BOAマーケティング責任者を務めるEd Jones(エド・ジョーンズ)氏と本校1~3年生23名がオンラインミーティングを行いました。ジョーンズさんが英国代表チーム(Team GB)の広報やブランド開発等について映像も使い難易度の高いお話をされましたが、参加した生徒も質の高い質問を行い有意義な交流となりました。最後はオンライン上での記念撮影(写真)でした。

講義中の様子 オンラインミーティング時の様子

オンライン交流会の様子

 

以下は参加した3年生が作成したレポートです。

オリンピック・パラリンピックのイギリス代表のマーケティング活動についての講義とオンラインミーティングについて

 

 今回の機会は、オリンピック・パラリンピックの英国代表が横浜市内(国際プール=都筑区、慶応大学日吉キャンパス=港北区)で事前キャンプを行うことから生まれました。

 主な内容として、始めにマーケティング責任者であるエド・ジョーンズさんのお話を聞きました。エドさんのお話では、「Team GB」の愛称で親しまれている英国代表チームの広報キャンペーンやブランド開発について学びました。「スポーツチームの認知度やファンをどのように増やすのか」「スポーツチームへのサポートの多さと大会結果にはどのような関係があるのか」「スポーツチームへの関心をどのように保つのか」など、スポーツチームという「ブランド」をどのように有名にしてチームへの関心を維持するのか、そのためにはデジタルコンテンツの増加が重要であることなどを主に学びました。

 

 ミーティングの後半には、質疑応答の時間が用意され、1~3年生の中で希望した生徒がエドさんへの質問をすることができました。ミーティング中は常時通訳の方に翻訳していただきましたが、中には質問の際に英語で質問する生徒もいるなど、それぞれが考えたことや疑問などを率直に言葉にすることができました。

 

 今回の講義を通して、日本のスポーツ界では動画やIT、BIG DATAなどを移用したデジタルマーケティングがあまり重要視されていないことに気づくことができました。また、ブランドを有名にするだけでなくそれを維持することが大変で、そこを工夫していくのが大切だということを理解しました。

 

 これは、決して海外チームや日本代表に限ったことではないと思います。例えば、自分が所属している部活動やクラブチームにも同じことが言えるのではないでしょうか。「部やチームの知名度を上げて新入生の入部を増やすためにはどうすればいいか」「多くの人に試合に来てもらったり自分の競技への理解を増やしたりするにはどのような活動ができるか」などの際に今回のお話で学んだことを生かせると思いました。

 

 さらには、将来スポーツチームの運営や、スポーツイベントの企画・運営に携わりたいと考えている人も新たな学びや発見ができたミーティングだったと思います。

 貴重なお話が聞けて良かったです。

 

YSM3年 小柳 百都