教室に戻ると、子どもたちが運動会の感想を話していました。

「終わっちゃったね。」「最後に負けたー!くやしー!でも、やりきったよ!」「ソーラン節かっこいいって言われたよ!」様々なことを話していました。でも、疲れとよっぽど気合いを入れていたのでしょう。どの子も燃えつきた感じがしました。子どもたちにとって、運動会は、どんな価値あるものとなったのでしょうか。

 ブルードラゴン・ソーラン節は、6年生みんなで出る最後の種目でした。出番の少し前から、子どもたちがソーラン節の演技をイメージして踊っていました。ブルードラゴンでは、ゆったりとした動きの中に集団としての美しさや組体操での雄大さを表現しました。練習では、何度も崩れていた飛び乗りピラミッドも一発で決まり、拍手をもらうことができました。途中、法被を5年生から6年生が受け取る場面を入れました。5年生は「6年生頑張って!僕たちも頑張るよ!」と思いを込めて渡した子がいたと聞きました。6年生からは「ありがとう」と自然に言葉が出ていました。卒業するときには、この法被と6年生の気迫あふれる演技が継承されていきます。

 ソーラン節は、個々の躍動感あふれる演技力が素晴らしかったです。何時間もかけて練習を重ね、気迫あふれる演技を身につけた子もたくさんいました。最後、クラスごとに決めポーズをしたとき、拍手が鳴りやみませんでした。小学校生活最後の演技としてふさわしいものと会場の皆さんが思ってくれたのでしょう。有り難いことでした。これからが楽しみです。感動を与えてくれてありがとうございました。