「国際平和のために、自分たちができることは何だろう。」

 6年生は国語の学習「私たちにできること」の中で、このテーマについて一人ひとりが考えました。

6月29日に開催された、泉区の「国際平和スピーチコンテスト」では、6年1組の木村圭吾さんが

学校の代表として自分の考えを発表しました。スピーチ原稿を掲載します。

 

 

「差別とピンク色のカバン」

 小さい時に、ぼくは恥ずかしく感じてしまったことがあります。それは、ぼくがピンク色のかばんを使っていて、そのことを周りの友達にばかにされてしまったときのことです。他の人に注目されて、とても恥ずかしいと感じました。

 このときから、自然にピンク色を避けてしまうようになりました。また、ぼくは、なんでピンク色がいけないのかと疑問に思いました。このように、僕の例は、とても小さいことかもしれません。でも、もっと大きな差別が大きなにくしみを生み、そして争いへとつながっていくように感じています。けんかや戦争もにくしみから始まり、にくしみで終わるのではないでしょうか。

 世界には、『ピンクシャツデー』と呼ばれる日があると聞きました。それは、ある少年がピンク色のシャツを学校に着ていったときに、ばかにされたことを知った他の人たちがみんなで話し合ってピンクのシャツを着ていったことに由来するそうです。

 もし、これから、だれかにばかにされることがあったら、一人でそのにくしみを抱えずに友達に話してみようと思います。そして同時に、自分もだれかをばかにしたり、差別してしまったりしないことに挑戦しようと思っています。一人ひとりの行動は小さくてもみんなで挑戦したら、きっと自分の周りから争いの種は消えていくと思います。

 

 みんなで、憎しみのない社会を作っていきましょう。

 

 

また、校内選考にも多くの児童が参加しました。各児童のスピーチをダイジェストでお伝えします。

 

 


・相手のことを考えた言葉遣い、優しい行動を日常でしてほしいです。(Y.Cさん)

 

・みんなで実行することが平和への第一歩だと私は思います。(A.Sさん)

 

・もっと住み心地のよい地球でいられるように私と一緒に取り組んでみませんか。(F.Mさん)

 

・一人ひとりの行動は小さくても、みんなで取り組めば、きっとゴミゼロ社会は近づきます。みんなで豊かで美しい世界を守っていきませんか。(Y.Sさん)

 

・これから私は、こんな普通にご飯を食べられるのは、本当に、本当に幸せなことなんだと実感しながら「いただきます」と言い、ご飯を食べたいです。(S.Rさん)

 

・私の心の中で浮かんできた言葉は「決めつけ」でした。勝手な決めつけが居場所をなくしているのではないかと思いました。(T.Mさん)

 

・一人一人が自分でできる取り組みをしていけば、それは大きな力となり、ゴミを出さない社会を実現できると私は信じています。(N.Nさん)

 

・みなさんが1円でも多く寄付をしたら、この世界の誰か一人の命が助かって、一歩、平和な世界が近づくかもしれません。(T.Nさん)

 

・私は、3年生の時の活動を通して、自分でもSDGsを目指すための取組ができるということを実感しました。(Y.Aさん)

 

・ひとりだけの行動は小さくても、みんなで挑戦したら、きっとポイ捨てがなくなるような社会が実現できます。    (C.Zさん)

 

・私は飢餓で苦しむ子どもたちをゼロにしたい。そう思いました。(I.Yさん)

 

・いくら5億年先という大きな数字でも、私たちに関係ないわけではないのです。(T.Mさん)

 

・みなさんもぜひ一緒に、誰もが意見を言うことができる社会を目指してみませんか。(S.Aさん)

 

・その人を「受け入れる」ということを大切にしていけたら、よりよい世界にできるのではないかなと思います。(I.Aさん)

 

・古着のリメイクで、達成感とすっきりした気持ちになりました。ぜひみんなで取り組んでみましょう。(A.Kさん)

 

・みんなで一緒に外で遊んで、運動することで、SDGsの「すべての人に健康と福祉を」の達成に近づきます。(H.Nさん)

 

 ・自分の名前や好きなことを手話で表すのが大変だと実感しました。(F.Yさん)