夏休みが明けて
緊急事態宣言を受けての分散登校が始まって1か月ほどが経ちました。
2年ぶりにいつもの長い夏休みが戻ってきたと思いきや、このような事態となり、私たちの「いつも通り」はまだまだ遠いのだなといやでも実感させられてしまいます。
千秀小の子どもたちも、別のグループの友達と会うことができなかったり、給食の好きなメニューの日が登校日ではなかったりなど、誰にもどうすることもできない様々な理不尽の中、日々を過ごしています。
また、人との接触を最小限にするため、自分のクラス以外には行かない、自分の教室のフロア以外にも行かない、他学年とは遊ばないなどのルールを基本として日々の生活を送っています。
さて、夏休み明けといえば、例年であれば久しぶりに会った友達と「夏休みどうだった?」とお互いに話をしたり、各クラスの教室前に飾られた自由研究の作品を、休み時間に見に行ったりする子どもたちの姿が見られますが、今年はそれができません。
そこで、せめてもの策として、授業の時間に他の学年の夏休みの自由研究を見学して回る時間を作ることにしました。
各クラス前の廊下や階段の踊り場などに展示されている様々な作品を、密にならないように気を付けながら、クラスごとに見学しました。
移動教室で通りがかった6年生が、1年生たちに作品の説明をしていました。
上級生の作った作品に興味津々の下級生たちです。
色々なことが「いつも通り」とは違いますが、そんな中でも笑って過ごす子どもたちの顔を見ていると、励まされ、元気をもらえると同時に、少しでも早く「いつも通り」の生活が戻ってくるよう願ってやみません。
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