学校長あいさつ

     

 明治6年、第一大学区第七中学区第五小学区志敬学舎として開校した本校は、今年で145周年を迎えました。

 開校当時、33名の児童数でしたが大正12年(創立50年)の1390名を境に、児童数も減り、今年度は、児童数623名でスタートしました。歴史ある本校を卒業した児童は数え切れません。中には、何代かにわたり、本校を卒業したご家庭もあるのではないかと思います。

 根岸小学校は、根岸のまちとともに歴史を重ねてきています。地域に根ざした学校として、地域に愛され大切に育てていただいている学校です。

 本校の学校教育目標は「笑顔と拍手につつまれて 夢に挑戦 根岸の子」です。子どもたちが自分の可能性を信じ追求し、夢の実現に向けて頑張れる学校づくりに努めたいと思っています。

 そのための取組として、今年度は、「友達との豊かな関わり合いの中で、自ら考え、自主的に活動する子の育成」を研究主題としました。サブタイトルを「自らの考えを表現し、学び合う子どもを目指して」とし、理科と生活科の学習を通して、研究しています。子どもたちが自ら課題を見つけ、課題解決に向けて主体的に活動していくとともに、自分の思いや考えを表現し合いながら、友達と協力して解決していく力を育んでいきたいと思います。

 また、学習を成立させる基盤として、落ち着いて学べる学級風土づくりにも力を注いでいます。「学びのスタンダード(学習に向かう姿勢や態度、挙手や発言の仕方等)」を定着させることで、子どもたちは学年が変わっても同じ約束のもと、不安感なく学校生活を送ることができます。

 さらに、基礎的な知識及び技能の定着を図るために、朝の帯時間を活用して、継続的にドリル学習(計算、漢字練習)に取り組んだり、保護者の方にご協力いただき、家庭学習に取り組んだりしています。この取組の成果が、学習状況調査の結果として徐々に表れてきています。

 未来を担う子どもたちが、根岸小学校でともに学んだことを誇りに思い、地域の一員として、まちを愛し貢献していけるように、全教職員で育んでいきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。