昨日、金沢公会堂で、

よこはま子ども国際平和スピーチコンテストの金沢区審査会が行われました。

並木第四小学校では、

6年生が一人一人、自分で選んだテーマについてスピーチを行い、

校内選考をして、代表を選びました。

選ばれた児童は、

自分の考えをわかりやすく伝えるためにはどのような話し方をすればよいか

工夫して、練習をしました。

審査会では、たくさんの児童や先生方の前で、堂々と

学校で練習した通りの立派な発表をすることができました。

 

審査会に先立ち、

火曜日には、全校集会でリハーサルを行いました。

身近な水について、自分の考えをわかりやすく伝えていました。

発表を聞いた後、わかったことを1年生に聞いたら、

「水を無駄にしないようにしたいと思いました。」

「水は大切だと思いました。」

「みんなで協力することが大切だと思いました。」

など、いろいろな感想が聞かれました。

1年生にもわかりやすい発表だったようです。

 

 

発表の内容をご紹介します。

「水」とい資源を大切に

みなさんは水の出しっぱなしを見かけたことがありますか。

私たちは普段から安全な水を普通に飲んでいます。

私は今まで同じように全世界の人が安全な水を飲めると思っていました。

しかし、国土交通省によると、現状は196か国あるうち、

日本を入れてたった9か国しか安全な水を飲むことはできないのだそうです。

私は、毎年夏休みに家の近くにある海に泳ぎに行きます。

その時に、海の中にごみが浮き、水が濁っているのが気になりました。

私が世界の水に興味を持ったのは、

テレビでやっていたある国の川を見た時からです。

その川は、一部の人たちからは殺人川と呼ばれていると聞きました。

父に聞いたところ、水道水を飲むとお腹をこわす国もあるそうです。

私は普段から当たり前のように水を飲んでいました。

しかしある国の人は、虫やごみの浮かぶ川の水を飲むしかありません。

下痢や病気で苦しみ、死に至る人が年間44万人もいるという事実を知り、胸が痛みました。

今までは、ほかの国のことだから関係ない、

水を飲めるというのが当たり前だと思っていました。

けれど、今では蛇口を回せば安全な水が出る、

家の近くに泳ぐことのできる海がある、

そんなささいなことが幸せに思えるようになりました。

それからは、水を大切に使おうと思い、

家庭ではお風呂の残りの湯を洗濯などに使っています。

他にもトイレの大小のボタンを使い分けるなどしています。

学校で友達が無駄に水を出しているのを見て、

「水の出しっぱなしはだめだよ。」

と、伝えると、友達も水の出しっぱなしを気にかけてくれるようになり、

他の友達にも伝えていました。

当たり前のように水を飲む、水を使うということは、

世界の人々全員ができることではありません。

みなさんも水という資源を大切に使っていきましょう。