横浜市より令和7年度の学力・学習状況調査の結果が公開されました。

本校児童の調査結果を、グラフをもとにして掲載いたします。

なお横浜市学力・学習状況調査は令和7年5月に実施いたしました。

学年ごとの結果は、下記リンクよりご覧ください。

 

〇得意教科と得意科目

2年生は算数が最も得意と言え、正答率70%以上の児童が多かったです。とくに図形認識と基礎的な計算の分野でとても高いスコアが出ました。

3年生は国語の得点が伸びていました。読解力が安定してついていて、説明文や物語文の読解力の伸長が見られる結果となりました。

4年生は算数のスコアが高い結果となりました。分数・小数の計算の分野、そして図形の理解も進んでいて、基礎的な計算と論理的思考力の両方が育っています。

5年生は国語の得点が高く、80~95点の得点をとった児童が多く分布しています。文章構造の理解が高まり、要約や意図把握、そして語彙力も高くなりました。

6年生はが外国語の得点が最も高く、90~100点を獲得した児童が非常に多く分布していて、基礎英語の語彙と表現の習得が進んでいます。次点では算数の得点が高い結果となりました。

 

〇学年ごとの苦手傾向

 

2年生の国語で語彙・文構造の問題が、算数では、基本的な計算問題の正答率が低い傾向にありました。

3年生の国語においては読解の問題が、算数では文章問題・図形の問題の正答率の低さが目立ち、文章から読み取る力が低い傾向にあることが分かりました。

4年生の国語では、論理的読解の問題が、算数では分数・小数の問題での正答率が低い傾向にありました。

5年生の国語では、要約・意図把握の問題が、算数では、割合・図形応用の問題の正答率が低い傾向にありました。

6年生では、国語の抽象表現の問題が、算数では、速さ・関数・比の問題の正答率が低い傾向にありました。

 

〇生活意識調査などの結果から

 本校の低学年の児童は、学習時間は短めながらも一定の時間を確保して学習する児童が多く、読書習慣も身についている児童が多く見られます。ゲーム時間も比較的短い傾向にあり、「全体的に生活が安定していること」が特徴です。

 3,4年生を見ると、個によって学習時間にばらつきが見られ、読書習慣にも個人差が現れています。ゲーム時間はやや長くなる傾向があり、低学年と比較すると、児童ごとの生活スタイルに違いが出ているといえます。

 5,6年生を見ると、中学年同様、個によって学習時間にばらつきがみられると同時に、読書をしない児童の増加が顕著になります。それに反し、ゲーム時間は長時間に及ぶ児童が多くなっており、今後、睡眠障害や視力低下、体力低下等の健康面への影響が懸念されます。

 以上のことから、普段から学習や生活の意識の高い児童は、「人のためになることをしたい」「将来の夢をもっている」「学校が安心できる場所だと思う」などの意識が高く、総合的な学習の時間において、主体的・協働的に活動する傾向が強いといえます。総合的な学習の時間と、学習や生活の意識はかなり強く結びついていると分析できます。

 これらの調査結果により、本校の児童は学年が上がるにつれて、学習・読書時間の減少やゲーム時間の増加が見られ、生活習慣にばらつきや乱れが生じることがわかりました。今後の取り組みとして低学年のうちから生活習慣の改善や読書・学習の習慣を定着させ、家庭と連携して意識づけをしていくことで、児童の学力向上とともに健康増進にも努めていきます。
 

〇各学年のページ〇

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