学校教育目標
学校教育目標
教育目標と方針
1.横浜市の教育について
(1)横浜の子どもの姿
横浜市の教育では「横浜教育ビジョン」で示された、「幅広い知識と教養」、「豊かな情操と道徳心」、「健やかな体」という「3つの基本(知・徳・体)」と、「公共心と社会参画意識」「国際社会に寄与する開かれた心」という「2つの横浜らしさ(公・開)」を大切にし、“横浜の子ども”をはぐくむ。
横浜の子どもの姿
知 学ぶ楽しさと創り出す喜びを通じて自らの可能性と人生を切り拓く子ども
徳 礼儀や規律を重んじ、家族を大切にし、他者を思いやり、相手の人格を尊重して行動する子ども
体 自分や他者の生命を尊び、自らの健やかな体をつくる子ども
公 横浜を愛し、積極的に社会にかかわり貢献しようとする子ども
開 日本の伝統や文化を尊重しながら、国際社会の発展に貢献しようとする子ども
(2)市立学校の目指す教育の方向
市立学校は「横浜教育ビジョン」を具現化していくために、次に示す教育を実現し、子ども、保護者、地域社会の期待に応える教育を推進する。
一人ひとりの子どもにしっかり教え、しっかり引き出す指導を通して、「知」「徳」「体」「公」「開」で示す“横浜の子ども”の育成を目指す。 ※しっかり教え、しっかり引き出す指導 ○「横浜版学習指導要領」で示された内容を踏まえて、一人ひとりの子どもに基礎・基本としての知識・技能と学び方を教え、関心・ 意欲、資質・能力、よさや可能性を引き出すこと。 ○学習の連続性と適時性を大切にした、習得型学習と探究型学習とを総合的に取り組む指導のこと。 「横浜版学習指導要領」…改正教育基本法の理念・方向を受けて示される国の学習指導要領を踏まえた上で、横浜市立学校の教育課 程の理念・方向及び特色を示すもの。 |
特に市立の小、中、特別支援学校においては、児童生徒一人ひとりの健全育成と、学ぶ意欲や資質能力の向上を効果的に実現し、公立の義務教育学校としての役割を果たしていくためには、9年間を見通した連続性のある教育を推進することが大切である。
2.学校教育目標
学校の実態に深い考慮をはらいつつ、公教育の場にふさわしい本校の教育を推進するには、その基調に国の定める法の精神や横浜市学校教育指導の方針・努力点をおかねばならない。
(1)本校教育のよりどころ
◎法的なもの
Ⅰ.教育基本法第1条(教育の目的)
Ⅱ.学校教育法第17条(小学校の目的)
Ⅲ.学校教育法第18条(小学校教育の目標)
◎横浜教育ビジョン
◎横浜版学習指導要領
(2)本校教育の基調
本校教育の基調となる方針を次の通りとする
「生き方」の教育の実現に向け、児童をかけがえのない存在、自ら成長していく存在、主体的に生きていく存在として認識し、児童の成長を扶け、社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成を図ることをねらいとする。
○自分を大事にしながらも、人の喜びを共に喜びあえるような思いやりのある豊かな心を持った子どもの育成 に努めること
○基礎的・基本的な内容を身につけ、個性を伸ばし、主体的に社会の変化に対応できるような創造力のある子どもの育成に努めること
○心身ともに健全で、自主的・自律的な行動力をもち、勤労を尊び、忍耐強くものごとに立ち向かっていけるような強い意志と体を持った子どもの育成に努めること
(3)学校教育目標 『仲間とともにに生き、自分を創っていく子』
○ともに学び合い、ねばり強く解決していく子を育てます。(知)
○自分も友だちも大好きな、心豊かな子を育てます。(徳)
○心と体を鍛え、自分や人の生命と体を大切にする子を育てます。(体)
○「人がすき、まちがすき、いわさきの子」をめざし、まちを一層愛する子を育てます。(公)
○世界や日本のことに興味や関心をもち、社会への視野を広げようとする子を育てます。(開)
3.学校経営方針
(1)学校経営ビジョン
「信頼される学校」、「尊敬される教師」を目指します
学校が子どもにとって「楽しい場」であることを大切にし、一人ひとりの子どもが生き生きと主体的に学べるようにするととも
に、子どもが「行きたくなる学校」保護者が「行かせたくなる学校」づくりを目指します。
(2)学校教育目標を実現するための具体的な取組
知・基礎・基本の徹底を図り、学習活動の充実を図ります。
・学び合いや高め合いの場を積極的に作り、最後までやり抜くことができるようにします。
徳・自他のよさに気づくようにするとともに、相手を思いやり、尊敬できるようにします。
・いつもきちんとあいさつができ、感謝の気持ちをもてるようにします。
体・自他の生命を大切にし、望ましい生活習慣を身に付けて生活できるようにします。
公・まちや学校の仲間の一員として、みんなの役に立とうとしたり、みんなと協力してより良い生活を営もうとしたりする態度
を育てます。
開・様々な人々とのコミュニケーションを通して社会への視野を広げ、日本や世界の文化・歴史を学んだり、地球環境について
考えようとしたりする態度を育てます。
(3)具体的方策
ア 教育課程編成・改善
a 新教育課程及び移行措置に向けた教育課程の編成、改善
b 小中一貫カリキュラムの編成に向けた小中連携した教育課程の改善
イ 国語力向上及び学習の基礎・基本の確実な定着を図る
a 言語活動の充実
b 朝読書や読み聞かせ、本と仲良しタイムの継続
c 算数少人数指導の推進
d 英語活動の推進
e 教科教室を利用した授業実践の推進
f ワークショップ型授業研究を導入し、授業力向上を図る
・一人ひとりの学ぶ力・自己解決力を育てる。
・わかって楽しいと感じ、自信をもたせる指導を心がける。
・一人ひとりの学習活動を保障し、子ども自身が学習を見通して取り組めるようにする。
・表現することを大切にし、聞きあう時間を保証する。
・身の回りの事象に興味関心を持たせる工夫をする。
・一人ひとりの発想を大切にし、思いを受け止める。
・自分の言葉で、自分の力で記録することを大切にする。
・自分の言葉で、進んで発表することを大切にする。
・各教科等の基礎基本を明らかにし、教えるべきことはしっかり教える。
・週案を効果的に活用する。(累積時数と残時数、時数の過不足)
ウ 学校教育活動の充実
a 学年経営、学級経営の充実
b たてわり活動の推進
c 子どもたち自らが創りあげる学校行事の推進
d 子どもと教師の信頼関係の構築
・個人のよさが発揮でき、お互いが学び合える学級づくりを目指す。
・友だちや他の人の「よさ」に気付き、互いに認め合う機会を大切にする。
・どんなことでも発言できる温かい学級・学年づくりを心がける。
・子どもとのコミュニケーションを大切にした信頼関係づくりを目指す。
・道徳教育を推進し、安心して豊かに過ごせる学校環境を構築する。
・道徳をとおして心を育てる。
・一人ひとりの子どもの気持ちに寄り添う指導を心がける。
・教師はこどもにとって模範、手本であることを常に意識して指導にあたる。
・すべての教育の基盤である人権教育を推進する。
・学年を越えた連携を図り、組織的な活動を心がける。
エ 保護者や「まち」とのかかわりを大切にし、信頼関係を築く
a 保護者や「まち」の人とのかかわりを大切にする
b 保護者との信頼関係を築くように努め、情報発信、公開を推進する
・ 地域行事への参加や「まち」の人や施設などと積極的に関わることをとおして、「まち」や「人」への親しみ、愛着を育てる。
・「まち」の人との交流を深め、人材や自然や施設を学習活動に生かす。
オ 学校評価の充実
a 学校教育目標などについて、懇談会、岩小懇話会などを通して説明する。
b 学校だより、ホームページを活用し情報発信をする
c 学校評価を適切に行い、分析し、改善する
カ 学校運営組織の機能化と危機管理体制の確立
a 主幹教諭を学校運営の推進役として位置付け、定期的な連絡会を実施し、組織的な学校運営を行う。
b 子どもの安全や危機管理に関して校内研修を実施し、教職員の意識を高める。
