学校所在地はいぶき野14-1です。付近の地域は、下長津田土地区画整理事業によって開発され、長津田町から独立して昭和48年4月に町名「いぶき野」として誕生しました。
 
 長津田地区は、横浜市市中心部や東京都心部からも至近にありながら、周辺を穏やかな自然が取り囲む豊かな土地です。
 
 いぶき野地域の周辺では、縄文早期・中期の土器が発掘されるなど、古くからこの土地に人々がつどい暮らしていたことが偲ばれます。江戸時代には大山街道の宿場町として大山詣での人々でにぎわい、横浜開港後は、生糸をかついだ人々の往来でにぎわう町でした。ここに暮らす人々が、愛情こめて育んできた歴史のある町といえます。
 
 学区域は、北側を国道246号、東側を鶴見川支流の恩田川、南側はほぼ東名高速道路で囲まれた形となっています。西側は、「玄海田」と呼ばれる谷戸で、小さな尾根と谷が複雑に入り組む典型的な多摩丘陵の地形を見せる場所でした。平成2年度より大規模開発が始まり、この里山も宅地や運動公園(「玄海田公園」)、緑のせせらぎ、緑道などに模様がえされつつあります。恩田川沿いには水田、畑作、ハウス栽培の花づくりなど未だ近郊農村の面影が残されており、静かなたたずまいと共に学校環境として恵まれています。
 
 現在は、国道246号・16号、東名高速(横浜町田インターチェンジ)といった幹線道路や、JR横浜線と田園都市線が交差するなど、交通上の要衝として発展しています。それにともない、近年では、大規模商業施設や住宅地の開発や、道路の整備などが進められています。