生き生き日枝っ子

 
学校生活を意欲的に過ごす子ども

 

生きる力の育成をめざす教育課程の編成に際して、本校では、まず、子どもたちの生活に密着して、その思いや願いを学習に取り込むことができる学校生活の創出が大前提であると考えている。

教育課程というと、教科・道徳・特別活動等にそれぞれ目標があり、達成するための内容をもって実施されてきた。それは、子どもたちの思いや生活とはかかわりなく、知識や技術的な内容を獲得させることに重点が置かれることも多かった。そのため、一つの教科に子どもの意欲的な活動が見られたとしても、他の教科での活動の意欲にまでは普遍していないこともあった。

しかし、それぞれの教科や活動に脈絡があれば、活動は一教科や一場面に留まらず、他にも波及していくだろう。    

  そこで、細切れ的な学校生活を改善し、継続して流れる子どもの活動を軸にした、より子どもの生活に密着した教育課程の編成を目指したいと考えた。そして、それぞれに分化している教科・道徳・特別活動等の内容を総合的にとらえ、関連付けた教育課程の創造を図ることで、子どもたちの思いや願いを学習に取り込み、子どもが主体の学校生活の創出ができることを期待している。