通級指導教室とは

 「通級指導教室(ことばの教室)」は、通常の学級に在籍していることばに課題をもっているお子さんに対して、できるだけ早い時期にその問題が改善されるよう指導にあたっています。

 ことばの問題はさまざまで、子ども一人ひとり違っています。一人ひとりがその問題を解決あるいは克服し、のびのびと成長していけるように援助しています。

 さらに、子どもに対する理解を深めるために家庭や子どもの在籍学級との連携を緊密にするように努めています。

 

このようなお子さんが通っています。

 ○発音に誤りがある。

  「さかな」が「たかな」や、「がっこう」が「だっこう」になる。

 ○吃音

  話すときに、「ぼぼぼぼくは」と同じ言葉を繰り返したり、「ぼーくは」と引き伸ばしたり、「・・・ぼくは」とつまったりす   る。

 ○言語発達遅滞

  話せることばの数が少なかったり、ことばがつながらなかったりする。言いたいことがうまく言えない。

 

このような指導をしています。

 一人ひとりの課題や状態を理解し、総合的な評価を行います。その評価に基づいて指導計画を立て、個に応じた個別指導を行っています。

 指導回数は、基本的に週1回です。状態の改善に伴い、隔週や月一回に指導を減らしていく場合もあります。

 

○発音に誤りのあるお子さんには・・・

 正しい発音を身につける練習、音を聞き分ける練習、唇や舌の動きをよくする練習、コミュニケーションの力を育てる指導など

 

○吃音のお子さんには・・・

 吃音について正しく理解する学習、吃音の友達と出会ったり、気持ちを話し合ったりする学習(グループ指導)、発達・認知面の力を育てる指導、コミュニケーションの力を育てる指導など

 

○言語発達遅滞のお子さんには・・・

 お子さんの実態に合った教材を使って言語理解・表出の力を育てる指導、発達の評価、コミュニケーションの力を育てる指導など

 

連携を大切にしています。

○保護者との連携

 保護者の付き添いをお願いしています。指導後に面談をし、共に理解を深め、対応について話し合います。

 

○在籍学級担任との連携

 担当者会、学校訪問、連絡ノート交換、指導報告等を通して、児童への共通理解を図り、より適切な指導を目指しています。

 

○医療機関、療育センターとの連携

 ご希望の方は、口腔外科医、言語聴覚士、歯科衛生士の先生方から正しい発音の基礎となる口腔の状態について助言を受けることができます。専門の先生方の助言を毎回の指導に取り入れます。

 幼児期に療育センターを利用されていた方は、保護者の了解を得て、引き継ぎを行います。

 

入級・退級の流れ

保護者からの相談申込み ※就学後の児童は在籍学校経由で

横浜市特別支援教育総合センターの教育相談

市通級指導委員会での入級審査

入級

藤が丘小ことばの教室の初回面談 ※目標・方針などを話し合う

指導

校内退級審査会

退級

 

 

〒227-0043

横浜市青葉区藤が丘二丁目30-3

TEL・FAX (045)971-4766