令和5年「最後の朝会」   ~ サンタクロースはいるの? ~

❖学校協力者の皆様のおかげで、2013年、令和5年の課業日が、本日1225日(月)で無事に終わりました。          (本日の朝会で子ども達に話した講和をご紹介します。)

 <朝、正門前で子ども達の登校を見守っていると、二人の児童が、何やら言い合いをしながら近づいてきました。>           A児「サンタクロースはいるんだ。」B児「サンタクロースなんていないよ。」私のところまでくると、「校長先生はどう思う?」と真剣な眼差しで聞かれ、少々困りました。私は、「サンタにあったことがないから、わからない。」と正直に答えました。

「サンタに会ったことがないならば、いない。」という考え方もできますが、「世界中に会ったことがない人は60億人くらいいるはずです。」「日本だけでも1億人ぐらいいます。」そう考えると「いるかもしれないし、いないかもしれない。」つまり「わからない。」というのが私の見解です。

<その後、このやりとりを全校朝会で紹介し、説明を付け加えました。>

「でも、校長先生は、サンタにいてほしいな。」「いてくれたら嬉しいな。」「いつか会いたいな。」と願っています。なぜかというと、「願っていれば、毎年この時期になると気分がわくわくして生活が楽しくなるからです。」と話しました。〇ここで大切なことは、サンタクロースに関するAさんとBさんと私の考えが違っていたことです。「みんな違ってみんないい。」ということです。

 ・今、世界中で悲惨な戦争が起こっています。なぜ戦争をするのかは、とても難しい問題だと思います。でも、一番シンプルに、簡単に言うならば、「みんな違ってみんないい。」という大切なことを忘れているからだと思います。国が違う、言葉が違う、宗教が違う、考え方が違うなど「違うことが悪いこと」みたいに考えているからだと思います。

・みなさんのクラスでも、言い合いやけんか、いじめなどが起きる時があると思いますが、たいていの場合、自分の考えを相手に押し付けたり、自分と違う人を差別したり、遠ざけたりすることが原因になっていると思います。

「みんな違ってみんないい。」この言葉を一人ひとりが大切にして、今年、最後の1日を過ごしてください。

〇安全安心に気を付けて楽しい冬休みを過ごしてください。年明けに元気な笑顔で会いましょう。