本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。
更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。

 

SGHオーストラリア イマージョン実習

 

 オーストラリア日本野生動物保護教育財団の理事長である水野哲男氏(獣医学博士)のご協力のもと、11月22日(木)より4泊6日の日程で1年次3名の生徒が「SGHオーストラリアイマージョン実習」に参加しました。このプログラムの主な目的は以下の2つです。

  ①オーストラリア ブリスベンにおいて動物保護に関する実態を学ぶこと

  ②ホームステイを通して現地の文化や生活を体験し、24時間英語漬けの生活を送ることで英語力や英語学習への興味関心を高めること

 現地では住宅街にある公園で野生のコアラを目の当たりにし、野生動物と人間の距離の近さを感じました。そして、生活領域が近いがゆえに、交通事故等の被害に合う野生動物の数は少なくなく、孤児となった野性動物を保護し、野生に戻す取り組みがボランティアによって支えられていることを知りました。

 一方、飼育動物については、クイーンズ大学獣医学部の付属動物病院を見学し、小さい動物から馬までを診療できる体制が整っており、馬専用の受付やレントゲン室など規模の大きさに驚かされました。また、RSPCA(王立動物虐待防止協会)への訪問では、担当者による施設案内とセミナーがあり、オーストラリアでは「動物福祉 (Animal Welfare)」という概念が確立しており、人間と同じく動物も法律でしっかりと保護されていることに驚きました。

 水野先生による「海洋生物とゴミ問題」についてのセミナーでは、私たちの使っているプラスチックやビニール袋がいかに海洋生物に危害を加えているかを学び、食物連鎖によるマイクロプラスチックの研究が始まったばかりで、どれほど人間に害を及ぼしているかは未知数であることを知り、自分たちの生活を見直す必要性を痛感しました。

 現地滞在中、生徒たちはホームステイを通して多民族国家であるオーストラリアでの家庭生活を体験しました。ホームステイ先を訪れた初日は緊張した面持ちでしたが、帰国前日には「明日帰るのは短すぎる」や「もっと長く滞在したい」と言う声が聞こえてきました。そして、この研修を通してさらなる英語学習の必要性を感じた生徒たちは、帰国後も熱心に学習に取り組んでいます。 

  

  

 

 

第16回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2018)      

  

 12月8,9日、朝日新聞社およびテレビ朝日が主催する「第16回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2018)」の最終審査会おいて、3年次石牟礼碧衣さんが「審査委員奨励賞」を、同じく3年次横屋稜さんが「優等賞」を受賞いたしました。高校生科学技術チャレンジ(JSEC)は、高校生の自由な発想に基づく科学技術に関する自由研究のコンテストであり、科学技術の未来を担う人材育成を目的としています。応募件数約250点の中から書類審査を通過した30点が最終審査会に進み、専門家による書類審査とプレゼンテーション(ポスター)審査が行われました。

 参加した2名の生徒は、本校独自の課題探究活動である2年次の「サイエンスリテラシーⅡ」の授業において、自ら研究テーマを設定して日々努力してきました。3年次においても、時間をやりくりして研究を熱心に進めており、その成果が認められ自信につながりました。

 審査会では、多くの専門家から質問やアドバイス、激励を頂戴し、今後へのさらなる活力をいただくことができました。

受賞研究のポスターは、本校3階の廊下に掲示予定です。ぜひ、ご来校の際はご覧ください。

 

【提案タイトル・提案者】

 「地球影の研究」  石牟禮碧衣(3年次)

 「キンシャチの維管束は水をよく吸収するために工夫されている~キンシャチのサバイバル術~」  横屋稜(3年次)

 

【受賞】

 審査委員奨励賞 石牟禮碧衣

 優等賞 横屋稜

 

  

 

 

第6回 科学の甲子園ジュニア全国大会 総合成績第3位       

  

 12月7日(金)から12月9日(日)までの日程で開催された「第6回 科学の甲子園ジュニア全国大会」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、共催:茨城県、茨城県教育委員会、つくば市、後援:文部科学省ほか)に附属中学校2年生の生徒3名が栄光学園中学校の生徒3名と合同チームを組んで出場しました。神奈川県代表チームは全国大会の予選会である8月の神奈川県大会の1位及び2位の合同チームです。全国大会に向けて両校を訪問し合い打合せや練習を重ねて臨みました。

 筆記競技・実技競技①(実験競技)・実技競技②(工作競技)の得点を合計した総合成績で神奈川代表チームは総合第3位となり、茨城県知事賞、常陽銀行賞、銅メダルを授与されました。チーム内のコミュニケーションを大切にしながら、最後まで各自が持てる力を存分に発揮した結果であろうと思います。また、栄光学園の生徒と学び合えたことは、本校生徒にとって貴重な体験となりました。応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

 

 

第20回数学研究交流会       

  

 

 11月24日(土)午後に、海城高校・中学校、横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校との合同で数学研究交流会を行いました。今回の発表は以下の通りでした。

 

 ① 海城中学校2年生 打越 柊哉「n×nの正方格子のスライドに関して」

 ② 横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校 小発表 

       1年生 松野 裕智「懸垂曲線」

       1年生 安藤 明 「桃太郎の川」

       1年生 田口 実夏「カプレカ数」

       2年生 今泉 隼人「点を結ぶ一筆書」

       2年生 久野 翔平「一次関数のグラフについて」

 ③ 海城高等学校2年生 内藤 祥「POLYAの多項式定理とELCASについて」

 ④ 横浜サイエンスフロンティア高等学校2年生 藤井 悠貴「約数関数」

 ⑤ 海城中学校2年生 新井 秀斗「似た形になる式の展開」

 ⑥ 横浜サイエンスフロンティア高等学校1年生

            今岡 綾美「立法数が生み出す素数」

 ⑦ 海城中学校2年生 久住 和輝「正三角形における動点の軌跡」

 ⑧ 横浜サイエンスフロンティア高等学校1年生 坂井 実「美しすぎる正二十面体」

 ⑨ 海城高等学校1年生 島倫太郎、清水琢也、山田宗太朗

               「米中貿易摩擦に注目した株式投資」

 ⑩ 横浜サイエンスフロンティア高等学校2年生 渡邉 将太郎「クラドニ図形」

 

 今回は、数学の応用として経済学から物理学まで多岐に渡り様々な知見が広がりました。

12月に行われるマスフォーラムに向けて、お互い更に研究を重ねて臨みたいと思います。 

 

 

 

 

 

 

オープンスクール       

  

 12月1日(土)、1400名を超える参加者をお迎えして、オープンスクールを開催しました。昨年度に引き続き高校・附属中合同のオープンスクールとなり、小学生とそのご家族も多く来校されました。

 5月のオープンスクールでは平常授業の公開が主でしたが、今回は高校・附属中ともに本校ならではの様々な活動を公開いたしました。中学生向けのサイエンス体験や、海外研修プログラムの報告、探究活動であるSLⅡ・GSⅡの活動の公開、サイエンス系の部活動の公開などを行い、多くの方々にご覧いただきました。情報分野のレゴロボ展示では、小学生はもちろん、中学生や保護者の方々も目を輝かせて見入っていらっしゃいました。また、サイエンス委員による校内ツアー、図書室公開、サイエンス系以外の部活動の公開も、それぞれ盛況でした。特に図書室には600名を超える方々に来室いただきました。多くの展示や体験から、様々な「サイエンス」を身近に感じていただけたのではないでしょうか。

 生徒を含め、オープンスクールに携わったスタッフ一同、ホスピタリティーの精神で参加者の皆様に対応させていただきました。たくさんの方が本校に興味を持ってくださっていることを改めて感じる1日となりました。

 

   

 

 

YSFH サイエンスセンタープログラム「卵の力学」       

  

  

 11月25日(日)、本校課題研究室において、今年度第7回目のサイエンス教室が行われました。テーマは

「卵を守れ!~想像×創造 落下する卵を科学する~

でした!

 企画・運営はサイエンス委員の生徒によるもので、目標は、卵を本校3階から落下させても割れないよう、卵のプロテクターを作ることでした。プロテクターに使用できる材料は、紙、ストロー、輪ゴム、セロハンテープのみです。

 当日は参加者を15グループに分けた対抗戦で行われました。プロテクターの重さ、落下時の卵の状態など、5観点で審査され、最も得点が高いグループが優勝です!

 どのグループも、スペシャルサポーターであるサイエンス委員の助言に耳を傾け、卵を守るプロテクター作りに熱心に取り組んでいました。閉会式では、優勝、準優勝だったグループにそれぞれ賞状が贈られました。

 「卵の落下」という、日常にありふれている(?)現象でも、様々なサイエンスがあることを学んだ一日でした。どんな現象でも当たり前だと思って見過ごさず、疑問を持ったらじっくり考えたり調べたり議論したりすることが「科学的に見る力」を養います。

 今回のサイエンス教室は、年度当初の計画にはなかったのですが、余裕が生まれ、急遽実施の流れとなりました。募集期間も短く、申し込みそびれた方がいらっしゃいましたらすみません! 次回のサイエンス教室にもご期待ください。

 

 

 卵のプロテクター作り。白衣を着ているのが                いざ実験!

 スペシャルサポーターであるサイエンス委員。

 

 

サタデーサイエンス特別編 キリンビール横浜工場見学       

  

 11月24日土曜日は、サタデーサイエンス特別編キリンビール横浜工場見学が実施され、29名の生徒が参加しました。本講座は2部構成となっており、1部はキリンビール横浜工場の見学、2部は横浜工場の酒類技術研究所の善本裕之様からの特別講義を行っていただきました。

 工場見学では、キリン1番絞りという製品の製造行程を体感しながら学ぶことができました。材料となる麦とホップの匂いを嗅いだり食べてみたり、麦汁の製造過程をプロジェクションマッピングで見て学んだり、1番絞り麦汁と2番絞り麦汁を試飲して違いを体感したりしました。テレビCMでも見かけていて何となく知っていたことでしたが、実際に製造過程について五感をフルに活用して体感することができて記憶に残る体験となりました。

 酵母の発酵の仕組みには高い映像技術が活用され、物流の説明ではVRを駆使して出荷される缶の目線で体感したりすることができ、非常に工夫された施設案内でした。

 2部の講義では、~酵母の魅力を探る~というテーマで、酵母の研究者である善本様が、シャーレに入った本物の酵母を生徒一人一人にご用意いただき、実験をしたり議論をしたりしながら酵母の魅力をご講義してくださいました。酵母の感触を確かめたり匂いを感じたりすることで、教科書で見る酵母が実際にどのようなものなのかを肌で感じることができました。講義が終わった後も熱心に質問をする生徒の姿も見られ、善本様から名刺をいただく生徒もいるなど、非常に貴重な機会となりました。来年度より、キリン株式会社との本校の課題研究授業における連携案も検討されており、今回のような意欲的な生徒たちの姿を見ると、そちらについても非常に楽しみになります。

 

  

 

 

 

 

科学の甲子園神奈川県大会       

  

 科学の甲子園 神奈川県大会が横浜国立大学で開催され、本校からは2チーム総勢16名の生徒が参加しました。科学の甲子園とは、筆記競技・実験競技・総合実技競技の3種類の科学的思考力を競う競技で、3競技の総得点で優劣を競います。10月28日に筆記競技、11月18日に実験競技と総合実技競技が行われました。神奈川県大会には県内の公立私立の高校から32チームが参加しました。筆記競技では、数学・物理・化学・生物・地学・情報の6科目の科目の問題が与えられ、各科目の能力に秀でた生徒たちが、自分の得意科目を中心に思考力を問われる問題にチームで協力して取り組みました。実験競技では、生物に関する実験課題が当日与えられ、チームのメンバーで協力して課題解決に取り組みました。

 本校では、科学の甲子園に挑むチームは、5月から発足します。立候補や教員からの推薦で集まった学校を代表する生徒たちは、昨年度の科学の甲子園の学校代表であった生徒たちが作った選抜試験に挑戦し、晴れて新年度のチームメンバーとなります。そのチームは、横浜サイエンスフロンティア高等学校のプライドを背負った集団として「Pride of Science」という名前で校長自らの指導のもと、組織しています。チーム発足後は自分たちで自主勉強をしたり、過去の科学の甲子園の参加者であった卒業生たちが講師を務めてくれる講座を受講したりして、学習を続けてきました。特に夏休みからは講師が毎週課す課題に取り組んだり、海外研修旅行中の空き時間に自分たちで集まって準備をしたりするなど、非常に意欲的に取り組んできました。

 筆記競技が10月18日に終わると、11月18日に行われる実験競技と総合実技競技の課題が提示されます。そこから約1ヶ月に渡り、今度は放課後や土日も使って準備を行いました。具体的な課題がわからない実験競技は、生物に関するもの、という情報を頼りに、生物科の先生方に実験課題を提示してもらってトレーニングをしてきました。総合実技競技は「製作するもの」と「課題」が与えられているので、毎日何度も試作と実験を繰り返して準備をしてきました。

 その結果、Aチームは総合3位に入賞することができました。入賞したAチームの各競技の順位は、筆記競技は3位、実験競技は6位、総合実技競技は1位でした。Bチームは、筆記競技で奮闘したものの、総合順位は第15位でした。代表生徒たちは筆記競技で着実に成果を残し、そして総合実技競技ではついに1位を勝ち取ることができました。ただ、栄光学園を破り全国へ出場することがミッションであったために、総合成績の表彰時には、生徒たちは唖然として立ち上がることもできませんでした。今回の結果は非常に素晴らしいものですが、優勝の栄光学園にはまだ届きませんでした。実験競技の対策と、筆記競技での栄光学園への勝利が、全国大会出場への大きな鍵となっております。来年度のチーム選抜へ向けて、生徒たちは動き出しております。来年度の「Pride of Science」の挑戦に、ぜひご期待ください。

 

   

 

サタデーサイエンス特別編 地質学実習

       

 11月17日(土)本校地学実験室にて、サタデーサイエンス特別編・地質学実習を実施いたしました。

 この講座は、横浜国立大学の河潟俊吾教授が、地質学の分野に触れる機会を作るために実施してくださいました。本校の高校1年次生は地学の授業が無いためか、2年次生の課題研究授業のテーマとして地学を選択する生徒が少ない状況にあります。今回のような地学の研究を体験できる講座は、非常に貴重な機会となりました。

 今回の実習に当たり、河潟教授が実際に相模川の下流付近の2地点から堆積物を採取してきてくださいました。今回はその堆積物を粒度分析(ふるい法)という方法で分析し、採取した2地点のどちらが上流側のものなのかを分析結果から考察する、というものでした。

 普段は目にする機会の少ない多種類の細かいふるいを用いて、堆積物を粒径毎に分けていき、その質量を測定します。それをヒストグラムというグラフにすることで、各粒径の含有量を可視化します。すると、堆積物を目にしただけではわからない、地点毎の粒径の含有量の傾向が顕著に表れてきます。そのヒストグラムを基に、どういった傾向が下流と上流で表れやすいのかを考えたり調べたりして結論を導きました。

 最後には各グループが結論をまとめてプレゼンテーションを行いました。その中からとりわけ光った内容を1つ紹介します。ヒストグラムの結果から、川ではなく海から採取したものではないか、と結論付けたグループがありました。実は河潟先生が採取した地点の1つは、川の下流の河口付近で、非常に海に近い地点だったのです。生じた結果に対して自分たちで考え、前提としていた情報に対しても根拠をもって疑った姿勢に、参加者一同関心しておりました。

 今回の講座のコンセプトは、地質学の研究で実際に体験するプロセスを、基礎的なスキルも大切にして体感してもらうというものでした。研究というと非常に高度なイメージを持ち、普段メディア等で見聞きする壮大な結果に目が行きがちですが、そういった成果というのは、今回のような作業や、そこからじっくり頭を使って考える作業の上に成り立っています。それを知ってもらいたいということが、河潟先生のメッセージでもありました。

 来年度の課題研究のテーマ設定へ向けて、また一つほんもの体験を積み重ねることができました。

 

  

 

サタデーサイエンス特別編 横浜市大医学部実習

      

 11月15日(木)横浜市立大学医学部にて、サタデーサイエンス特別編・医学部実習を実施いたしました。

 この講座は、実際に横浜市立大学医学部において、大学4・6年生が採血実習として行う講座を高校生に対してほぼそのままの内容で行うというものです。採血にあたっての基礎知識・注意点・コツといったことに関する講義を受けた後に、シミュレーターという人の腕を模した装置で実際の注射針を使用して採血を行いました。

 装置は非常に良くできており、人の皮膚や肉体の触感と非常に似た素材で腕部分が作ってあり、その内部に血管を模したチューブが配置され、その中を染色された液体がポンプで循環しています。本物の注射針を刺してその液体を採取する実習は、非常に緊張感を持ったものとなりました。

 病院で受けてきた採血を実際に採血する側として体験することができ、非常に貴重な機会となりました。実習後には医学部に入学するためのアドバイスであったり、医学部生としての日常のお話をご紹介いただいたり、医学部からどのようなキャリアを歩んでいくのかということに関しても丁寧にお話をいただきました。

 医学部を志している生徒も参加しており、将来医学部でお待ちしております、という市大医学部の先生方のお言葉に、大きく頷いて決意を固めている様子も見受けられました。明日からの学習に一層力を入れて頑張って参ります。また、遅い時間までご協力くださった横浜市立大学医学部の皆様にも、心より感謝申し上げます。

 

  

 

国際学術誌(Remote Sensing Letters)

  

 卒業生の勝濱直椰さん(7期生)が在学中に北海道大学グローバルサイエンスキャンパス(SSP)でおこなっていた研究成果の論文が、英国の国際学術誌「Remote Sensing Letters」に掲載されました。

 「人工衛星を用いたコーヒーさび病のモニタリングに関する研究」の論文です。

 

タイトル:Discrimination of areas infected with coffee leaf rust using a vegetation index

 

   以下のリンクからオンライン出版サイトへアクセスできます。

 

https://doi.org/10.1080/2150704X.2018.1519269

 

 

平成30年度 第3回サタデーヒューマンスタディーズ

 11月10日(土)第3回サタデーヒューマンスタディーズは、横浜市立大学国際総合科学部 経営学系教授 安川 文朗 氏をお招きして、「命の価値-社会にとって望ましい価値づけの方法とは-」というテーマで、ご講演いただきました。

 講演ではまず、私たちが直面するモノやコトには、人によって多様な意見や価値観があり、その中で方向を決定するには、「合意できる意見や価値」を見出す必要があること、そしてその価値を判断するには、成果(利益)とともに、コストがどのくらいかかるのかを考える必要があることを説明していただきました。

 病院での院内感染を防ぐために、提案された2つの対策を比較するという事例では、対費用効果の観点から、人の命をどのように価値化するのか、という問題を提起していただき、「統計的生命価値(VSL: Value of Statistical Life)」、などの用語とともに説明していただきました。

 講演の最後には「命の価値について考えることは、私たち一人ひとりがその価値をどう高めようとしているかという意識への問いであり、そのために社会の構造的課題や世界規模の問題にも関心を持つこと、そして科学技術がこの先どのような方向に進むかをぜひ見極めてほしい」というサイエンス生にとって意味深いメッセージをいただくことができました。

   

  

 

第71回神奈川県高等学校駅伝競走大会

      

  11月4日(土)、足柄上郡山北町の丹沢湖で第71回神奈川県高等学校駅伝競走大会が開催されました。本校の陸上競技部が出場基準を突破し、開校10年目にして初出場を果たしました。周回コースの42.195㎞を7人でたすきリレーし、その速さを競います。今年は64校が出場し、会場は多くの応援客でにぎわっていました。

 当日は雨に見舞われましたが、選手一人ひとりが自分の力を発揮し、51位でたすきをゴールまで繋ぐことができました。もちろんこの順位に満足することはありませんが、駅伝の楽しさ、走ることの楽しさを改めて実感することができた部員たち。新たな目標に向けて、また走り始めました。

 

 

 

 

第27回全国高等学校文化連盟将棋新人大会神奈川県予選(女子個人戦)

      

 11月3日(土・祝)、4日(日)に行われた県予選で

2年次 原田 知実さんが三位、畑 恵美子さんが8強に入賞しました。 原田さんは昨年に引き続き、全国大会と関東大会への出場権を得ました。

 来年度の活躍がますます期待されますので、今後も応援をお願いします。女子の新入部員を引き続き募集中です(現在3名のままです)。

 

 

 

Science Immersion Program 2018

      

  Science Immersion Programは、1年次生が、2年次のマレーシア研修旅行に向けて、さらには将来の研究者としてプレゼンテーションをする場面を想定して、サイエンスのテーマについて英語でプレゼンテーションができるように準備するプログラムです。今年度は、10月23日(火)~ 25日(木)の3日間行われました。最初の2日間は、天文学、コンピューターサイエンス、振り子、DNA、pH、科学倫理の6つのテーマについて、インドネシア、シリア、ガーナなど、様々な国から日本の大学院に留学している大学院生の方々から講義を受け、実験、実習、討論等を行いました。3日目は、グループごとに1つのトピックについてクラスでプレゼンテーションをして、代表を選び、選ばれた代表クループは、学年全体の前でプレゼンテーションを行いました。

 自分の考えや言いたいことをどのように英語で表現すればよいのか悩む生徒もいましたが、グループで協力し合い、最後はどのグループも工夫をこらしたプレゼンテーションを行うことができました。このプログラムに参加したサンモール・インターナショナルの生徒とも交流ができ、とても充実した3日間になりました。 

 

    

 

2年次マレーシア海外研修

     

 2年次生は、10月22日(月)~26日(金)にマレーシア海外研修に行ってきました。

 23日(火)の活動は、現地校であるKYS(Kolej Yayasan Saad)との交流です。その中でも個人研究の英語での発表は、本校の教育活動の大きな柱の一つとなっています。2年次生は、4月からSLⅡ・GSⅡの授業で1人1つテーマを決め、研究を進めてきました。そして、研究成果を英語でポスターにまとめ、コミュニケーション英語ⅡやOCPDⅡの授業で英語でのプレゼンテーションの練習を重ねてきました。当日は、緊張感を持ちながらも、これまでの努力、そして、温かく受け入れてくれたKYS生により素晴らしいポスターセッションの時間になりました。ポスターセッションのあとは、各教室で様々なレクレーションをして、交流を深めました。どの教室からも笑い声が響いていました。午後は、文化交流としてKYS生による舞踊、本校有志生徒のよるダンス、演奏、書道パフォーマンス、ソーラン節などを披露しあい、例年以上に盛り上がりをみせました。

 また、両校の友好を記念して、昨年栗原校長がKYSに植樹した桑の木の剪定式も行いました。本校の新井校長代理、栗栖主幹教諭が代表として桑の木を剪定しました。桑の木は剪定することによって、剪定したところからさらに枝分かれをして大きく育っていくそうです。KYSとの友好関係も今後さらに広がっていくことと思います。

 24日(水)には、各自が選んだコースに分かれて活動しました。伝統工芸のバティック染め体験、特産品のピューター(すずの合金)制作体験、バツー洞窟、マレーシア森林研究所「FRIM」(ネイチャーウォーク)、マングローブリバークルーズなど、どのコースも日本では体験できないものばかりでした。また、SLⅡ・GSⅡの中間発表優秀者は、国立プトラ大学に行き、研究発表、キャンパスツアー、文化交流ワークショップなどを行いました。

 25日(木)には、現地の大学生とクアラルンプール市内を巡るB&S(Brothers&Sisters)プログラムを行いました。班ごとに計画した行程に沿って、大学生と英語でコミュニケーションをとりながら、クアラルンプールの魅力を体感することができました。

 この海外研修を通して、2年次生は、将来に生かすことができる素晴らしい体験をすることができました。全日程、天候に恵まれ、マレーシアの眩しい青空のもとで多くを学んだ2年次生は、海外研修を経験したサイエンス生としての矜持と感謝の思いを抱き、自分の将来を見据えて、次のステップへと進み出しています。

 

           

 

 

秋の学校説明会

   

 10月27日(土)、本校ホールにて学校説明会を開催しました。今回、初めて予約の時点で朝の部、昼の部、午後の部の全ての部で満席となり、昨年よりもおよそ200名も多い959名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

  説明会は常任スーパーアドバイザーの和田昭允先生の挨拶から始まり、校長のプレゼンは今回も熱い想いを沢山詰めこんだものとなりました。ホールで説明した職員をはじめ、ボランティア生徒も会場設営、案内、受付と積極的に活動し、生徒会事務局の生徒を含め、学校説明会に携わったスタッフ一同、ホスピタリティーの心を持ち、皆様をお出迎えできたと思っております。是非本校の特色を十分にご理解の上、本校入学を希望していただくようお願い致します。

 

 

第21回数理科学コンクール 課題の部

   

 平成30年7月に行われた千葉大学先進科学センター主催第21回数理科学コンクールの表彰式と講評会が、11月3日(土)に千葉大学で行われました。このコンクールは出題される複数の中から選択した課題を6時間かけて、昼食や飲み物を自由にとりながら取り組むものです。本校からは数学物理部の高校生・中学生合わせて32名が参加し、このうち4チームが入賞を果たしました。受賞内容は以下の通りです。今回の課題解決の経験を活かして、今後も活動していきたいと思います。

 金欅賞 Bチーム 廣川陽哉(附属中学校2年)

         初川隼人(附属中学校2年)

         二宮聡太(附属中学校1年)

 銀欅賞 Fチーム 福村翔 (附属中学校1年)

         森木優弥(附属中学校1年)

         松野裕智(附属中学校1年)

     Gチーム 坂井実 (高校1年次)

         星川直輝(高校1年次)

 学長賞 Kチーム 渡邉将太郎(高校2年次)

         藤井悠貴 (高校2年次)

 

 

 

第15回中高生南極北極科学コンテスト

   

 10月12日、国立極地研究所が主催の「第15回中高生南極北極科学コンテスト」において、3年次石牟禮碧衣さんが「優秀賞・南極北極科学賞」を受賞しました。本コンテストでは、一次審査、二次審査を経て、「優秀賞」6件、「奨励賞」5件が決定され、さらに「優秀賞」の中から、「優秀賞・南極北極科学賞」2件、「優秀賞・南極特別科学賞」1件が選ばれています。

「優秀賞・南極北極科学賞」を受賞した提案については、今年から来年にかけ、南極地域観測隊および北極での観測をする研究者グループによって、南極・昭和基地や北極・ニーオルスン基地などで実験・観測が行われ、得られた実験結果は提案者へフィードバックされます。

観測いただいたデータをもとに、研究のさらなる発展を目標としています。

 今後は、11月23日に開催される「南極北極ジュニアフォーラム2018」において表彰式があり、さらに口頭発表の機会もいただきました。また、発表資料は、極地研究所が開催する学術集会「極域科学シンポジウム」の会場(12月4日~7日)、および研究所併設の「国立極地研究所南極北極科学館」(12月~1月中旬)に掲示させていただけることになっています。ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

【提案タイトル・提案者】

 「地球影の研究」 3年次 石牟禮碧衣

【受賞】

 優秀賞・南極北極科学賞

 

   

サンモールインターナショナルスクール Science Project Day

 

 Saint Maur International School(横浜市中区山手町)は、1872年創立のアジアで最も歴史のあるインターナショナルスクールで、本校は毎年様々な行事で連携活動を行っています。

 10月19日(金)に行われたScience Project Dayは、同校がIB(国際バカロレア)プログラムに基づいて、毎年実施しているプログラムです。生徒たちはグループに分かれ、それぞれが設定したリサーチテーマについての実験を行ったり、データを集めたりすることに1日を費やします。

 今年のテーマはHeat「熱」でした。本校からは校内選考で選ばれた1年次生6名がサンモールインターナショナルスクールを訪れ、一人ずつ別々のグループの一員として、1日協力して活動に取り組みました。各グループのテーマは「不純物によって沸点はどのように変化するのか」「温度と酸のpHとの関係」「様々な水溶性物質が水溶液の蒸発率に及ぼす影響」などで、生徒たちは緊張の中、英語でコミュニケーションをとりながら、それぞれのプロジェクトの完了を目指し、全力で活動に協力するとともに、サンモールの生徒たちと交流を深めていました。

 

    

 

 

サタデーサイエンス 英語特別講義 「プレゼンテーションの英語」

 

 10月13日(土)、神奈川大学の久保野雅史教授をお招きして「講義+演習 プレゼンテーションの英語―音声で意味を伝えるために大切なこと―」というタイトルで、講義と演習をしていただきました。 

 最初に、伝わらない英語のプレゼンテーションは「リズムや発音」が良くないということから、音楽に合わせ、リズムを気にしながら音読したり、短文を繰り返し音読して発音を確認しました。英語は、区切る場所によって受け取られる意味が異なってしまいます。例えば、andでつないでいる文章でもandの発音を強くするか、弱く短くするかでは受け取る意味が異なります。正しい意味で伝えることができるよう、生徒たちはさらに音読を繰り返し、講義と演習に積極的に取り組みました。そして、英語のプレゼンテーションする機会で、「伝わる英語プレゼンテーションを目指そう」と、共通意識をもち特別講演は終わりました。

 振り返りの生徒アンケートには、「非常に実用的な英語を学べた。リズムなど、意識したことがなかったので、貴重な機会だった」「普段では知ることができない英語の世界だと感じた」「サイエンスイマージョンプログラムや英語のプレゼンテーションの機会でぜひ活用したい」等のコメントがありました。

 1年次生は10月23日から3日間、サイエンスイマージョンプログラムという、社会科学を含めたサイエンス6分野を英語で学び、実習し、最後はその成果を英語でプレゼンテーションする本校独自のプログラムに取り組みます。来年のマレーシア海外研修での研究発表も視野に入れ、今回の学びが実を結ぶことを願います。

 

 

 

東大ツアー

 

 9月23日(日)に、現在東京大学に通っている本校の卒業生たちを、46名(1,2年次生)で訪問してきました。ツアー内容は、先輩たちが在籍している3つの研究室(地球微生物学、神経科学、宇宙工学)の中から、見学希望する研究室を一つ選び、先輩が研究している分野の解説を詳しく聞きながらの見学と、大学構内を歩きながらの施設見学との2本立てで実施しました。

 大学研究室の中で行われていた研究は非常に高度なものでしたが、卒業生や研究室の方々は生徒たちが理解できるよう、丁寧に説明してくださいました。生徒たちは、先輩や研究室の方々の話を聞きもらさないように努め、理解を深めていました。

 見学後の交流会では、見学の場面では聞けなかった後輩の質問一つひとつに丁寧に答えてくれている卒業生たちの姿が印象的で、サイエンスフロンティアのため、後輩のため、という強い母校愛を感じることもできました。

  

  

 

 

宮古島研修

 

 9月19日~22日 沖縄県宮古島市において2年次生4名が自然環境調査のための研究に行ってきました。

9月19日

 宮古空港に到着し、宮古島と橋でつながっている伊良部島・下地島に行き、地質・地史の学習を行いました。琉球石灰岩による崖地から砂浜へと移り行く地形を体感しつつ、井戸(ガー)などの歴史について学びました。

 

9月20日

 河川のない宮古島で、淡水と海水の交わる汽水域のマングローブ林で植生・地質の調査を行いました。その後、地下ダム資料館で宮古島の地質、ボーリング調査の試料などを見学し、地下水と地下ダムについて学びました。東平安名崎では、潮や強風にさらされる中で生き抜いている植物の植生について学び、調査を行いました。

 

9月21日

 ダイバー指導員の方についていただき、伊良部島沖でシュノーケリングを行いました。復活しつつあるサンゴ、そこに住む海洋生物について調査・学習を行いました。

 

9月22日

 早朝の大野山林で亜熱帯林の植生について観察しました。横浜とは全く異なる亜熱帯林を体感しました。その後は自主研修とし、各自の研究テーマに沿った調査を行いました。農地での土壌塩分調査、砂浜における藻場の調査、湾・汽水域などの溶存酸素濃度測定など、SLⅡにつなげた調査を行うことができました。

   

  

 

 

東工大ツアー

 

 9月19日(水)に、1年次生36名と2年次生19名の計55名が、東工大ツアーに参加しました。生徒はいくつかの小グループに分かれ、本校卒業生である東京工業大学の学生に大岡山キャンパスを案内してもらいました。ツアーでは、スーパーコンピュータTSUBAMEや、百年記念館、ものつくりセンター等を見学しました。ツアーの最後には座談会が実施され、東京工業大学の魅力を知ることができ、大学生活、海外留学、受験勉強など幅広い質問にも答えていただきました。

 本ツアーは生徒達にとって早い時期から将来を意識する良い機会となりました。これからの勉学の励みにしてほしいと思います。

 

 

サイエンスイマージョン プログラムⅡ

 

 サイエンスイマージョンプログラムⅡは、1年次で実施するサイエンスイマージョンプログラムに続く2年次を対象とした英語集中研修プログラムです。10月のマレーシア海外研修での英語ポスター発表に向けて、英語ポスターの表記や発表原稿のチェックと、現地でのポスター発表における英語プレゼンテーション能力の向上を目的としています。今年度は9月24日(振休)に実施し、マレーシア海外研修時にプトラ大学で研究発表を行うことになっている代表生徒を中心とした22名の生徒が参加しました。

 当日は東京大、東京工業大、東京農工大等の大学院で理数分野の研究を行っている外国人大学院生8名が講師として来校し、簡単な自己紹介とアイスブレイキングから研修が始まりました。その後、講師1名に対して生徒2~3名という少人数グループに分かれ、午前中は事前に作成してきた英語ポスターや発表原稿について指導していただきました。午後は3名の大学院生にモデルプレゼンテーションを行っていただき、それを参考に、英語ポスター発表の練習を行いました。講師の先生からは各生徒の発表練習が終わるたびに、声の大きさや、ジェスチャー、アイコンタクト、英語表現などについて丁寧にアドバイスをしてもらい、最後にグループ合同で最終発表を行いました。

  

  

 

 

バンクーバー姉妹校交流プログラム 

 

 2年次生20名の生徒が、9月18日(火)から25日(火)までの8日間、カナダ、バンクーバーにある本校の姉妹校デービッド・トンプソンセカンダリースクール(DT)を訪問しました。滞在中は、授業を体験するだけでなく、日本文化、本校についてのプレゼンテーションや歌、ソーラン節を披露したり、DT校のゴミのリサイクル活動についてのワークショップに参加そたりしました。また、DT校の社会科のビクトリア研修旅行に同行し、州都の議会や美しい街並みを見る機会を得ました。すべての生徒がDT生宅にホームステイができ、交流を深めることができました。

 ロペズ校長先生、DT校姉妹校交流担当のシャロン先生をはじめ、多くの方に支えられたこのプログラムに参加した生徒は、言葉を超えた交流には感謝の思いと相手を思いやる気持ちが大切だということを身をもって体験したと思います。3月にはDT校が来日します。本校とDT校の交流をますます充実したものにするため、どのような活動ができるか今から再会を楽しみに、考えていきたいと思います。

 

 

 

 

SGH ベトナム環境問題調査 

  

 本研修は、ベトナム中部フエ市およびダナン市におけるフィールドワークを通して、東南アジアの水・ゴミ問題に関する知識を深めるとともに、横浜市が現地で行っている協力事業を視察することを目的としています。今年度は校内選考を通過した1年次5名(貞岡直さん、重野真衣さん、髙田音色さん、坪井杏澄さん、吉田琉起さん)が9月18日(火)~22日(土)の日程で参加しました。

 最初に訪問したフエ市は、横浜市の技術支援を受けて水道施設の整備を行っており、今回の研修でも横浜市水道局の協力を得て、現地のQuang-Te 2浄水場と、Van Nien取水場の視察をすることができました。

 ダナン市は経済的な発展の一方で、ごみの分別回収や焼却処理が進んでいない状況にあり、最終処分場に集積されるゴミによる環境問題が深刻化しています。ダナン市での研修では、横浜市国際局と資源循環局の協力を得て、地区単位での自発的なゴミ分別の取り組みについて、自治会長宅や、役所、レストランなどを訪問し、現地の方から直接聞き取り調査を行いました。またホアアン中間集積場やカンソン最終処分場を視察し、ダナン市におけるゴミ収集の問題や現地の環境、今後の計画などについて直接お話をうかがうことができました。

 

     

 

平成30年度 第10回蒼煌祭 テーマ「爛」 

  

 9月15日(土)・16(日)に、本校の文化祭である第10回「蒼煌祭」を開催いたしました。

 今年度のテーマである「爛」は、“あふれんばかりに光り輝くさま”という意味を持っており、第10回の文化祭を絢爛豪華なものにしようという思いを込めたものとなりました。科学技術顧問をはじめとする皆さんにもご協力いただき、製品やパネルを展示していただきました。

 おかげさまで1日目は4031人、2日目は5446人、合計9477人という昨年を上回る来場者となりました。

 

                   

    

 

 

日本生物学オリンピック 2018 本選

 

 8月16日~8月19日に「日本生物学オリンピック本選」が,東京大学駒場キャンパスにて行われました。本校からは高校2年次生の遠藤奨さんが、予選4189名のうちの上位80名に入り本選出場を果たし、敢闘賞を受賞しました。講義と実習を受けて本選の問題に挑戦するという貴重な経験を通して、来年もまた挑戦したいという気持ちが高まったようです。

 本校では毎年高校2,3年次を対象として、土曜講習第Ⅰ期に「日本生物学オリンピック対策講習」を実施しています。2年次における理科の科目選択で生物を選択していない生徒も受講することができ、これまでの予選において優秀賞、優良賞を受賞した人の中には物理・化学選択の人もいます。毎日の授業にプラスして、自らの学びをより深めてほしいと思っています。

 

日本生物学オリンピックホームページ:http://www.jbo-info.jp/index.html

写真:土曜講習で配布した資料の一例

 

 

日本植物学会第82回大会

 

 9月16日(日)、広島国際会議場において、日本植物学会第82回大会高校生研究ポスター発表が行われました。本校からは2年次生2名がポスター発表で参加しました。学会本大会に参加している大学院生や研究者と研究を通じて交流が深められ、多くの質問や助言をいただき、今後の研究について具体的な参考となりました。

 

優秀賞 

「なぜタンポポの葉は形が変わっていくのか」 桑島知優

優秀賞

「根で光合成を行うキロスキスタはどのように気体を交換しているのか」 佐藤潤苑

 

 

  

 

SL・GSⅡ中間発表会

 

 2年次生の課題研究授業(SL・GSⅡ)の中間発表会が9月1日~8日の間に行われました。2年次生全員が6分野24のコースに分かれ、4月から行ってきた個人研究の成果を大学や研究所の先生方の前で発表しました。各会場では生徒同士の質疑応答も白熱し、活発に行っている様子がうかがえました。1月に行う最終発表会に向け、それぞれの研究に役立てていくことでしょう。

 この中間発表で各コースから選出された代表者20名は10月のマレーシア海外研修時にプトラ大学で発表を行います。文化祭では8名の代表生徒が研究発表を行います。

 

  

 

 

 

 

 

第38回全国高校生クイズ2018に出場

 

 9月14日(金)、「ライオンスペシャル第38回全国高校生クイズ2018」がテレビ放映されました。特別枠で出場することになった2年次生の矢島響貴・根本悠太郎・森川幸芽の三人組は、学力だけではない「地頭力」を発揮して競い合い、決勝戦進出を果たしました。知識を智恵に変え、仲間を信じ、協力して問題に取り組んだ結果であろうと思います。応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

第2回サタデーヒューマンスタディーズ

 

 9月8日(土)第2回サタデーヒューマンスタディーズは、上智大学 総合人間科学部 教育学科 教授 酒井 朗 氏をお招きして、「グローバル化と教育-教育社会学の視点からの考察-」というテーマで、ご講演いただきました。

 講演では、教育学とは何かという大きなテーマから始め、社会と教育のつながりについて、具体例を挙げて丁寧に説明をしてくださいました。そして教育社会学の視点から見るグローバル化とはどういう現象なのか、生徒はペアワークをしながら意見を出し合いました。この作業を通じて、生徒はグローバル化の概念を学びました。またグローバル化が教育にどのような影響をもたらしているかにもペアワークで意見を出し合い、知識や技術を獲得するための教育から、「力」(コンピテンシー)をつけるための教育へ変化している中、これからの社会で求められるその力とは何かを生徒は考えることができました。酒井先生はコンピテンシーとして、異質な集団で交流すること、自立的に活動すること、様々な道具を使ってやり取りをすることを挙げられ、その中核として思慮深さ(Reflectiveness)があることを示されました。生徒は講義から、グローバル化する社会で求められるコンピテンシーを理解し、そのコンピテンシーを身につけるためにどの様に努力すれ良いか考える貴重な機会となりました。

 

  

 

 

 

   高校生新聞9月号

 

 9月10日高校生新聞社発行、「高校生新聞」9月号に、8月のSSH全国高校生研究発表会で審査委員長賞を受賞した、3年次生の石牟禮碧衣さんの研究内容についての記事が掲載されました。

 記事はこちら 

 

                             

 

 第20回 関東地区高校生文芸大会 茨城大会 優秀賞(俳句)受賞

  

 8月23日(木)、本校文芸部の部員2名が、茨城県で開催された関東地区高校生文芸大会に出場しました。

 今年のテーマは俳句で、関東のさまざまな高校の生徒が分科会に分かれ、当日作った俳句を披露し、批評し合います。本校の生徒は、分科会の代表として全体会に進むことはできませんでしたが、審査員による全作品対象の選考で、春名柊夜くん(1年次)の俳句「酸素マスク取って林檎を食わせたい」が優秀賞に選ばれました。

 文芸部は、サイエンスの視点から文芸を、ということで部員同士で批評しながら切磋琢磨しています。今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 SGH事業 南三陸ツアー  

  

 

 8月3日(金)~5日(日)、スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業として、宮城県南三陸町を中心に東日本大震災の被災地を訪れ、ボランティアや見学を行う「南三陸ツアー」を実施しました。

 校内募集では、定員の3倍を超える応募がありました。18名の生徒と2名の教員で、3日(金)の夜にバスで出発しました。

 約8時間バスに揺られたあと、早朝から、74名の児童が犠牲になった大川小学校(当時の校舎)を見学しました。モダンな校舎は支柱こそ形を留めていましたが、そのぶん、津波でえぐられた校舎内のようすが、強く印象に残りました。ボランティアバスドライバーの方の話から、避難の難しさについても考えさせられました。

 続いて、南三陸町防災対策庁舎跡を見学したあと、その地域一帯を高台から見下ろしました。震災前の地域の写真、津波が押し寄せたときの写真、そして目の前の光景を見比べ、津波が何もかも飲み込んで全く違う場所にしてしまうことを痛感しました。

 ボランティアは、4日(土)の午後と5日(日)の午前に行いました。内容は、子どもの工作教室の手伝い、漁師の方々の道具の手入れの手伝い、家の庭や家具の片付けの手伝いです。被災地では、若年層の流出や、やむを得ない転居などで、生活のあり方が変わってしまったため、より日常的な場面での手助けが必要とされているのだと、実際に訪れて初めて実感できました。

 今回のツアーではファシリテーション(他者の意見や発想を引き出すこと)もテーマの1つでした。4日の夜には、ミーティングで感想を出し合い、次の日のボランティアに向けてお互いの学びを深め合いました。

 今回の経験によって生徒たちは、いのちや地域社会についての考えを深め、他者との協働について学んでくれたと思います。この経験をさまざまな場面に生かしていってほしいと期待します。 

 

 

 

 

  

 

 

  YSFH サイエンスセンタープログラム「子どもアドベンチャー2018

  

  

 子どもアドベンチャーは、市内在住・在学の小中学生を対象に、キャリア教育の視点から様々な社会体験の場を提供する横浜市教育委員会主催のプログラムです。

本年度は、8月16日(木)・17日(金)にわたり、趣旨に賛同する市内の各事業所で実施されました。本校も潮田地区センターと共催で「サイエンス教室」を開催しました。

 16日は数学物理部の生徒が企画運営する「数や図形の謎に挑戦」、17日は航空宇宙工学部レゴロボ班による「平成最後の夏はプログラミングをしよう」を実施しました。

 参加者には「高校の学び」を知るきっかけとなり、本校生徒は「説明」することによって自分の知識を一層確実なものにすることができました。

 

 

    8/16 数学           8/17 情報

 

YSFH サイエンスセンタープログラム「チョコレートの科学」  

 

  

 8月2日(日)、本校調理室において、鶴見区青少年育成サイエンス交流事業として森永製菓株式会社、鶴見区地域振興課、YSFHの3者の共催によるサイエンス教室が行われました。運営は理科調査研究部の生徒によるものでした。

 

テーマ:「チョコレートを科学する ~おいしさのひみつ~」

 

 森永製菓株式会社の研究員による「チョコレートの乳化と生チョコレートのおいしさ」についての説明の後、チョコレートと生クリームの比率を変えた3種類のチョコレートを作り、質感や甘さ、好みをグループごとに分析し合いました。その結果を踏まえて、自分たちにとっての「おいしい」について、発表を行いました。

 

 

 

WRO全国大会出場決定

  

 

 SLⅡ情報通信・数理分野のチームMARTIANSの2年次生 高橋誓我さん、正木青空さん、立岡幸大さん の「海水を利用する食料栽培ロボット」がWROオープンカテゴリーでビデオ審査を通過したため9月9日(日)に石川県金沢市で行われるWRO(World Robot Olympiad)全国大会への出場が決定いたしました。すでに高校生エキスパート部門で推薦されている チーム TEAM 2年次生 相川修平さん、浅田啓太郎さんと合わせて5人が全国大会へ進むことになりました。応援よろしくお願いいたします。

 

 

みんなのジュニア進化学

  

  

 8月24日、日本進化学会第20回大会において、高校生の研究発表会「第13回みんなのジュニア進化学」が東京大学駒場キャンパスにて行われました。本校からは2年次生10名がポスター発表で参加し、2年次生、桑島知優さんが優秀賞として表彰されました。

 参加生徒や各校の教員、および審査員の方から、多くの質問や助言をいただき、今後の研究について具体的な参考となりました。

 

 優秀賞 「なぜタンポポの葉は形が変わっていくのか」 桑島知優

  

  ポスター発表の様子         表彰式の様子

 

電子ロボと遊ぶアイデアコンテスト

  

  

 8月7、8日に第20回電子ロボと遊ぶアイデアコンテストが神奈川工科大学で行われ、以下のような成績を収めることができました。なお、高校生エキスパート部門 優勝チーム TEAM は9月9日(日)に石川県金沢市で行われるWRO(World Robot Olympiad)全国大会へ推薦されました。

 

 エキスパート部門 第1位    チーム TEAM

                   2年次 相川 修平 浅田 啓太郎

          審査員特別賞 チーム  ぱねひょん

                   2年次 生方 鈴乃 貞松 龍介

                      審査員特別賞 チーム EV3よこせ。

                        1年次 横井 岳登 伊藤 雄飛  瀬川 清晃

ミドル部門     審査員特別賞 チーム 名をば、讃岐造となむ言ひける

                                                             1年次 河原 寛奈 竹田 真奈美 小島 宙

中学生エキスパート部門 第1位  チーム ゆでたまGO!

                      中学2年生 茨目 大洋 塚本 想也

 

 

SSH生徒研究発表会

  

 

  

 8月7日(火)~9日(木)、「SSH生徒研究発表会」が神戸で開催されました。

 スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会は、全国のスーパーサイエンスハイスクール指定校から各校の代表者1名、または、代表グループ1組が選出されて研究成果の発表を行う大会です。発表前に基調講演があり、その後「物理」「数学」「植物」「動物」「化学」「地学」の6部門に分かれて発表を行います。そのうち、各部門から1校(計6校)が選抜され、全体口頭発表へ進みます。今回の基調講演はテーマ「You can be a scientist from today!」東京理科大学特任副学長 秋山仁先生によるものでした。

 208校にのぼる参加校の中、本校代表の3年次生 石牟禮碧衣さんは、地学部門で発表し、全体口頭発表の代表6人に選抜され、審査委員長賞を受賞することができました。発表を通して、研究者から観測・解析手法の専門的な助言、参加生徒や各校の教員から多くの質問や感想をいただき、さらに多視点から研究を見つめることにつながりました。研究内容のおもしろさを伝えられたことへの喜び、そして研究へのさらなる自信を得ることもでき、各分野を専門とする方や、全く異なる分野を研究している全国の生徒と触れ合うことにより、さらにサイエンスの世界の視野を広められ、さらなる高い課題を見出すことができた貴重な体験となりました。

 審査委員長賞 「地球影~誰彼刻を追ふ~」  3年次 石牟禮碧衣

  

表彰式の様子              ポスター発表の様子

口頭発表の様子

 

 

 

 

第8回高校生バイオサミットin鶴岡 ポスター発表

  

 

 7月30日~8月1日に「第8回高校生バイオサミットin鶴岡」が,山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所にて行われました。本校からは5演題,5名の生徒が成果発表部門、1演題,1名の生徒が計画発表部門の2次審査に進み,ポスター発表を行いました。会場では過去にバイオサミットに参加して受賞者となった本校卒業生もスタッフとして活躍していました。生徒たちは審査委員の研究者の方々や他校の同級生たちとも議論を交わしながら,今後の研究活動につながるヒントを得ることができました。バイオサミットの参加を通じて今後の研究活動に対する意欲がさらに高まりました。

 

成果発表部門

3年次 角田 望  「麹菌の菌糸の成長が抑制される要因」

3年次 岸 里名子 「アサリの組織培養~培養液貧栄養化の可能性~」

2年次 須藤 真敬 「キチン分解菌の最適環境条件の特定と高性能キチン分解菌の単離」

3年次 タダ 光邦 「オタマジャクシの餌栄養成分による形態変化」

3年次 塗木 翔天 「カブトムシの体液が黄色ブドウ球菌におよぼす影響」

計画発表部門

3年次 櫻井 宏樹 「鶴見川のマイクロプラスチックと生物濃縮」

 

信州総文祭2018(第54回全国高校将棋選手権大会女子団体戦)

  

 

 9日、10日に行われた信州総文祭2018(全国大会)で 三将2-4 畑 恵美子さん、副将2-6 加藤 未歩さん、大将2-4 原田 知実さんが団体戦で三位になりました。

 予選は三勝一敗で決勝トーナメントに進出しましたが、その一敗した相手の高校を準々決勝において2-1で破り三位となる劇的な展開でした。

 来年度も活躍が期待されますので、今後も応援をお願いします。女子の新入部員を引き続き、募集中です(現在3名です)。

 

 

進路フォーラム

 

 

 8月3日(金)、本校にて「進路フォーラム」が開催されました。今回は5期生が中心となってプログラムを作り、その呼びかけに1期生から卒業したばかりの7期生までの70名弱が集まりました。1年次から3年次までの多くの在校生が参加し、卒業生3名の講演の後、学問分野別に分けられたブースでより詳しい話を聞きました。在校生にとって卒業生から直接話を聞けるとても貴重な時間となりました。

 本校は創立10年目という若い学校ではありますが、蒼煌会(同窓会)のメンバーが活発に活動し、本校を支えてくれています。卒業生の協力があって今回開催された「進路フォーラム」。在校生のこれからはもちろんですが、卒業生たちのさらなる活躍にも期待が膨らみます。

 

 

地域限定天体観望会「火星観測会2018」

 

 

 7月31日(火)、ニュースでも話題になったように、15年ぶりに火星が地球に最接近しました。天文部では、地域の皆様へ日頃の感謝を込めて、本校所有の大型望遠鏡を使って火星を観察していただく「火星観測会2018」というイベントを実施いたしました。当日は天候に恵まれ、普段より大きい火星をじっくり観測することができました。また、木星、土星など他の惑星も観測することができました。観測以外にも、7月25日に行った3D宇宙映像の投影も実施し、宇宙についての話もさせていただきました。

 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今後のイベントにもご期待ください。

   

 

 

  ※惑星は、全て天文部員が撮影

 

 

YSFH サイエンスセンタープログラム「天文教室」

 

 

 7月25日(水)、本校において、今年度第2回目のサイエンス教室が行われました。

テーマは

プラネタリウムや宇宙の3次元映像から、宇宙について学ぼう!

でした!

 企画・運営は天文部員とサイエンス委員会の生徒によるもので、プログラムは、

① 自作プラネタリウムの投影 (天文部 星作班)

② 3D宇宙映像(国立天文台開発のMitakaを使用)の投影 (天文部 観測・カメラ班)

③ 本校の校内案内ツアー (サイエンス委員会)

の3本立てでした。

 

 プラネタリウムでは、普段見ることが難しい「本物の星空」を、3D宇宙映像では「最新の天文学」を伝えることができ、参加者全員が、天文についての興味・関心が深まっていた様子でした。

 その後の校内ツアーも、サイエンス委員のユニークなトークもあり、大いに盛り上がりました。来年度もご参加をお待ちしております。

   

 

 

第1回サタデーヒューマンスタディーズ

 

 7月14日(土)、株式会社ユーグレナCTO鈴木健吾氏

 SGH指定5年目となる今年度は、サイエンスの知識をグローバルな課題の解決につなげることを目標に、1年次生のSGHとSSHの活動を融合させた取り組みを行っています。

 今回の第1回サタデーヒューマンスタディーズは、ユーグレナ(ミドリムシ)の研究を食糧問題や環境問題の解決につなげる取り組みをされている株式会社ユーグレナ取締役CTO鈴木健吾氏にご講演いただきました。

 講演では、ミドリムシの生態と食品としての栄養価値、嫌気状態(酸素欠乏状態)においてミドリムシの体内で生成されるワックスエステルという油脂のバイオ燃料への活用などについて、東京大学在学中の研究内容とともに説明していただきました。また、大学院での研究中に現社長の出雲氏と訪れたバングラデシュで、栄養失調の問題を目の当たりにした経験を基に、株式会社ユーグレナを起業したこと、その後、経営が軌道に乗るまでの苦労、さらに今後のジェット燃料への活用や、自給自足可能な宇宙食への活用などの可能性についてお話ししていただきました。

 今学期1年次生が取り組んできた「サイエンスの知識をグローバルな問題の解決に生かす」という取り組みを実践し、実際にビジネスとして成功させた話に、生徒たちは熱心にメモをとっていました。講演後は多くの生徒が挙手し、ミドリムシの生態や、商品化の苦労などにについて質問をするとともに、解散後も数名の生徒が質問のために校長室を訪れ、講師からの説明に聞き入っていました。

   

 

 

第3回サタデーサイエンス

日時:6月23日(土)10時~12時

講師:中川知己先生(本校特別非常勤講師)

概要

 前回に引き続き中川知己先生を講師にお迎えして取り組んだ2回目のサタデーサイエンスでした。今回は、SLⅠ「SDGs」で生徒たちが設定したテーマのなかから、先生が面白いと感じた10テーマをピックアップし、事前に生徒たちと中川先生が研究テーマについてディスカッションを行った成果を代表生徒たちがプレゼンテーションしてくれました。中川先生が事前のディスカッションで生徒たちに意識させたことは「その課題の問題点はどこなのか」。プレゼンに臨んだ生徒たちのテーマと内容は、新奇性、独創性を意識し、自分たちなりに問題点がどこなのかを追求した素晴らしいアイデア性に富んだものでした。以下にそのアイデアたちを紹介します。(プレゼン内容から抜粋)

①  エネルギー問題 ~コーヒーの原料「カカオ豆」のコーヒーの残りカスを用いた燃料の開発~

②  ゴミ問題 ~生命に優しいプラスチック製品の開発~

③  エネルギー問題 ~エネルギー問題を解決する小型風力発電の提案~

④  エネルギー問題 ~家庭の空調に費やすエネルギー問題の解決法~

⑤  防災 ~災害に対する意識の問題点と解決策~

⑥  発展途上国の水問題 ~現場で作るろ過装置~

⑦  ゴミ問題 ~カラスが荒らすゴミステーションの問題の解決策~

⑧  子どもの貧困 ~子ども食堂にインタビューをして~

⑨  食品ロス ~食品ロスを解決する新しいフリーズドライの提案~

⑩  ゴミ問題 ~プラスチックのゴミ問題における意識改革の提案~

プレゼン後、中川先生より今回の10アイデアの中から、優秀、最優秀のアイデアを選出していただきました。優秀賞は発表①の1組の結城さん、最優秀賞は発表⑨の4組の今関さんのグループでした。

 生徒たちは、次回のSLⅠでさらにアイデアを具体的なものにし、夏休み中の現代社会(GSⅠ)の宿題として実際にそのアイデアに基づいて活動していきます。

  

 

 

 

第2回サタデーサイエンス

日時:5月23日土曜日10時~12時

講師:中川知己先生(本校特別非常勤講師)

概要

 本校の2年次生が取り組むサイエンスリテラシーⅡの植物コースで生徒たちをご指導いただいている中川知己先生が、1年次生のサタデーサイエンスで、「研究テーマを設定するうえで大切なこと」という内容で講演をしてくださいました。中川先生は、植物の研究の専門家としてはもちろん、研究テーマの戦略的な設定のための指導という部分でも、非常に指導力をお持ちの先生です。その研究が価値を持つかどうかはテーマ設定の段階でほぼ決まる、をコンセプトに、生徒たちにお話しくださいました。特に大事だとおっしゃったのは次の点でした。

・自分が矛盾や違和感を感じたら、それがテーマになるチャンスである。

・非常識にも常識にも理由がある。その理由を疑う。

・定説と言われていることも疑ってかかる。

・問題の答えを探すのではなく、その問題の原因を突き止める。

・その問題についてのアプローチまで考えて、初めてアイデアとなる。

さらに、研究を行うにあたってのサイクルもお話してくださいました。

①矛盾や違和感    

②戦略を練る 

③人がやってないこと(チャンス)をやる  

④誰もが興味を持つようにアピールする

 実際に中川先生がご指導された本校卒業生の研究テーマを題材にし、矛盾や違和感を感じたこと、そこからどのようにテーマにつなげられるかということを生徒たちに考えさせ、発表とディスカッションを通して、卒業生がたどった思考過程を体感させながら、テーマ設定をすることを体験させてくださいました。

 最後には生徒たちが、「ペンギン」「鳥」「魚」「飛行機」の画像を見て、違和感や矛盾点や疑問点を抱き、それがどのようにテーマにつなげられるかを考えてみる演習を行いました。30人以上の生徒が自分の意見を発言し、中川先生と意見交換を行いました。240人の講演ではありましたが、生徒たちが自ら考えるアクティブラーニングになったのではないでしょうか。2年次生になりSLⅡが始まった時研究ができるのではない、自分が矛盾や違和感を感じた時、それが研究の始まりである、そんなことを感じた講演でした。

 

 

 

 

 

夏の学校説明会

  7月21日(土)・22日(日)に昨年同様約1800名を超える参加者をお迎えして、夏の学校説明会を開催しました。今年も1日3回、計6回の説明会を行い、中学生の参加者は750名を超えました。説明会では常任スーパーアドバイザーの和田先生と特別科学技術顧問の小島先生のお話や、校長の熱の入った挨拶、年次主任による教育内容の紹介、生徒による日常生活の説明をお聞きいただきました。その他、同時開催イベントでは、職員・生徒一同、ホスピタリティーの精神で参加者の皆さんに対応させていただきました。

 秋の学校説明会は10月27日(土)に開催します。申し込みはWebになります。詳細は9月初めに各中学校に文書をお送りするとともに、ホームページにも掲示しますのでご確認のうえ、お申し込みください。お待ちしております。

 

 

 

【第8回高校生天文活動発表会】 

 7月16日(月)、大阪教育大学にて開催された、第8回高校生天文活動発表会で、天文部の1グループが研究発表を行いました。関西の高校が多い中、関東では本校が唯一の参加でした。発表は各校1つずつの口頭発表(学校紹介1分+発表10分+質疑・研究者からのフィードバック4分)がメインで、その間にポスターセッションがありました。口頭セッションではリハーサル通り時間を超過することなく発表することができ、ポスターセッションでは他校の生徒からの質問にも的確に答えることができました。研究者から観測・解析手法の専門的な助言を受けることもでき、有意義な時間となりました。プログラムの最後には特別講演として、京都市立芸術大学准教授 磯部洋明氏による「天文学 × 歴史学 ~ 歴史文献から探る過去の太陽活動」があり、新たな天文学の楽しみ方も学ぶことができました。

 今回の経験をしっかり持ち帰り、関東の天文学の発展にも貢献していきたいと思います。

  

(発表タイトル)

「変光星の光度変化とスペクトルの関係」

(発表者)

天文部 2年次 伊藤蒼 内田舜也  正木青空 山﨑夏奈

 

    口頭セッション         ポスターセッション

 

 

【YSFH サイエンスセンタープログラム「空気砲」】

 6月24日(日)、本校課題研究室において、今年度第一回目のサイエンス教室が行われました。企画・運営はサイエンス委員の生徒によるものでした。

 

テーマ:「作って試して考えて! サイエンスで空気砲を知ろう!」

 

プログラムは、サイエンス委員による空気砲の説明・実演から始まり、グループでの空気砲作り、それを使った実験、発表という流れで行われました。どのグループも試行錯誤を繰り返し、長い距離を飛ぶ空気砲作りに熱心に取り組んでいました。閉会式では、最も長い距離を飛んだ空気砲を作ったグループ、分かりやすいプレゼンをしたグループそれぞれに賞状が贈られました。今回の経験を通して、日頃から「科学的に見る力」を養っていけるといいですね。

 

  空気砲作り            作った空気砲で飛距離を測定

 

【全公立展】

  6月16日(土)にパシフィコ横浜で行われた【神奈川の高校展スタートアップイベント 全公立展】 に参加しました。本校は会場奥中央にブースを構え、生徒ボランティアとともに学校紹介を行いました。生徒たちは本校への愛情をもって、訪れてくださった多くの方々に一生懸命説明をしてくれました。今年度も多くの方が訪れてくださり、用意したパンフレットは6,000人を超える方にお持ちいただきました。

 7月21日(土)、22日(日)に本校で開催します学校説明会にもぜひご参加ください。より一層本校をご理解いただき、入学を目指してくだされば幸いです。学校説明会は6月29日(金)より、参加申込みの受付を開始します。お申込みをお待ちしております。申込み方法等の詳細は、こちらをご確認ください。

 

【平成30年度 体育祭】

 

6月8日(金)に平成30年度体育祭を開催いたしました。当日は天候にも恵まれ、多くの保護者のみなさま、ご来賓のみなさまにも観覧していただくことができました。

 附属中学校の生徒を交えた2回目の体育祭では、応援団やダンスのリーダー役の生徒をはじめ、高校生が中学生をまとめている姿が昨年以上に見られました。

 今年度は、体育祭実行委員会の入念な事前準備と生徒一人ひとりの心がけによって、限られた時間内で力いっぱい戦う、本校らしい和やかな体育祭となりました。 

 

 

【開校記念講話】

 5月7日(月)は「博士の日」、本校の開校記念日です。皆様に支えられ、ついに今年で開校10年の節目を迎えました。本校の常任スーパーアドバイザー和田昭允先生のご講演では、仲間との積極的な議論を通して学ぶことの大切さ、日々勉学に励むことと同じくらい「体を使った遊び」や「頭を使った遊び」も必要であることをお話しいただきました。話し合うこと、学ぶこと、遊ぶことを通して成長していく生徒たちを、これからも見守り、支えていただきますようよろしくお願い申し上げます。

 

第54回全国高校将棋選手権大会神奈川県予選

 4月29日(日・祝)に開催された神奈川県予選で、2年次生の原田 知実さんと畑 恵美子さんを中心とする団体が優勝しました。8月に長野県で行われる全国大会に出場します。今後も応援をよろしくお願いします。

 

 

【KYSオーケストラとの交流】

  4月21日(月)に本校のマレーシア海外研修における協力校Kolej Yayasan Saad (KYS) のオーケストラメンバー33人(生徒30人と引率教員3名)が来校し、本校のホールで演奏会が行われました。今年で4年目となるKYSオーケストラによる演奏会では14曲が演奏され、そのうちの2曲は本校音楽部との合同演奏でした。合同演奏にあたっては、毎年半年以上前から双方で選曲・練習を始め、当日の午後に初めて合奏に臨みます。会場には在校生と保護者、職員の総勢260名が集い、オーケストラの優雅な音色に包まれ、心休まるひと時を過ごすことができました。

 昼食時には本校の国際交流委員と音楽部の生徒たちがKYSのメンバーと食事を共にし、演奏後の交流会では、茶道部によるお茶の体験、天文部による天体観測ドームの見学会が行われ、両校の生徒同士の交流をさらに深めました。今度は、本校2年次の生徒たちが10月にKYSを訪問し、英語でのポスター発表や文化交流を行うことになっています。

 

  

 

 

 

【9期生 進路ガイダンス(分野別学習会)】 

  4月19日(木)、9期2年次生を対象に「進路ガイダンス(分野別学習会)」が実施されました。この行事は、専門分野別に主に大学で学ぶことを軸にしながら自分の将来を考える手がかりにすることを目的として毎年行われているものです。

 当日はまずホールにて「卒業後の進路を見据えた大学選び」というタイトルで東京都市大学の住田曉弘先生によるご講演があり、その後大学の先生方をお招きして分野別の学習会を実施しました。生徒は24分野の中から2分野を選択し、それぞれの教室で50分の講義を2講座受講しました。住田先生からのメッセージを受けて生徒は「今から動きだそう」と意欲を高めたようでした。分野別での講義は、工学系だけでも機械工学・電気電子工学・建築土木工学・情報工学と複数の分野があり、法学・経済経営学・文学・国際語学など文系といわれている分野も多く、生徒にとっては今までに触れたことのない分野の話を聞く貴重な時間となりました。講義終了後にはカフェテリアにて昼食会が開かれ、参加した生徒は大学のことや研究のことをはじめ日ごろなかなかできないような話を大学の先生方から直接うかがうことができ、大いに盛り上がりました。生徒にとって意欲が高まる1日となりました。

 

 

 

 

【10期生 第1回サタデーサイエンス 藤嶋昭先生講演】   

 4月14日(土)、本校スーパーアドバイザー藤嶋昭先生(東京理科大学前学長・栄誉教授、東京大学特別栄誉教授)をお招きして、「先人に学び、世の中に貢献できる研究をしよう」というテーマで、1年次生(10期生)最初のサタデーサイエンスを本校ホールで行いました。

 藤嶋先生は光触媒研究の第一人者であり、その研究が認められるまでの苦心や、様々な分野への応用例をご紹介くださいました。なかでも、光触媒が家の外壁など生徒の身近なものに応用されていることや、さらに研究を進め、伝染病など世界的な問題への対策に活用するため、現在も精力的に研究を続けていらっしゃるというお話が、生徒の心に強く響いたようです。

 最後の質疑応答では、質問したい生徒たちの行列ができました。先生は、生徒たちの質問一つ一つに対して丁寧に答えてくださいました。さらに、質問者にはご著書のプレゼントまでいただきました。

 先人から学ぶこと、そして研究で世の中に貢献することの大切さを教えていただいた10期生。藤嶋先生の志に大いに刺激を受け、未来への第一歩を踏み出しました。

 

  

 

 

 

【第5回 SAGE JAPAN CUP】

 3月21日(水・祝)に創価大学で開催された第5回SAGE JAPAN CUPに、本校から「team おーさんしょううお」(1年次生:高野太郎、千々松大志、青木寿篤、桑島知優、日向貴輝、佐野雄輝、佐竹凜太郎、小八重咲空)が出場し、準優勝しました。

 「team おーさんしょううお」は、水産資源が枯渇する問題について小・中学生が学び、解決策を考えられるように、自分たちで作ったカードゲームを用いたワークショップを考案・実践し、プレゼンテーションを行いました。

 本大会にはSAGE Global創設者のCurtis L. DeBerg氏(カリフォルニア州立大学チコ校経営学部教授)や、SAGE Nepalからの視察団等も参加され、大きな刺激を受けることのできた一日となりました。 

 

 

 

 Kanagawa International Science Fair 2018

318日(日)、横浜国立大学を会場にして「Kanagawa International Science Fair 2018」が開催されました。

 

国内校23校のほか、台湾から23校、フィリピンから1校が参加し、ポスター発表件数139件、口頭発表16件の発表会でした。本校からは英語口頭発表1件、英語ポスター発表1件、日本語ポスター発表2件、合計4名の2年次生が参加しました。台湾からの参加者が多く、英語によるポスター発表は活気に満ちていました。海外生のポスター発表を間近で見聞きでき、生徒にも大きな刺激となりました。口頭発表では長島華世さんが、ポスター発表では上岡妃香さんがそれぞれ優秀賞を受賞しました。

 

 

 

Outstanding Oral Presentation Award 長島華世

 

 The Salt Tolerance of Convolvulaceous Plants on the Beach

 

Outstanding Poster Presentation Award 上岡妃香

 

 Natural Mosquito Repellent of Camphor Trees

 

 

 

 

【平成30年度 離任式】

   

 始業式、入学式が終わり、全校生徒がそろった4月9日(月)に離任式が行われました。今回本校から異動することとなった職員一人ひとりから、在校生に向けてのメッセージをいただきました。卒業生もかけつけ、温かい雰囲気のなかで、お世話になった職員を送りだしました。今年の異動者の中には開校当時より勤めた職員もおり、その方々の思いと作り上げられた伝統を引き継ぎつつ、私たちはYSF第2ステージへと着実に歩みを進めていきます。