校歌

作詞者は,本校創立建設委員長の足立昌夫氏で,詩人北原白秋門下であり,『時計の歌』等は有名で,地域の文化人としても信望の厚い人であった。

作曲者の石渡日出夫氏は,上野音楽学校出身の作曲家で,多くの作品があるが,特に,『イタリアの牧歌』(松井須磨子作詞)や,『仏陀』(萩原朔太郎作詞)等は有名である。

歌詞の意味は,第一番で,本校のすぐれた学校環境とそこに学ぶ中学生としての知徳並進の堅き決意を歌い,第二番では,世界の港横浜に育つ,鶴中生としての自覚に立ち,すぐれた世界人としての理想を実現しようとする念願がこめられており,最後の第三番は,師弟一如和合の精神を基調として,新文化建設の一翼を担おうとする希望を示している。

なお,制作にあたっての諸費用は,当時のPTA特別寄付によってなされ,昭和31年2月に制定された。
校歌歌詞

 

校章

鶴が両翼を拡げたなかに「中」とあるのが本校の校章である。
鶴は鶴ヶ峰の地名に因んだもの。

本地域には往昔,鶴が棲息したものの如く、この地名の外に鶴峯山、鶴遊山という山号を冠した寺院が二ヶ寺あり、鶴見、鶴間、鶴ヶ岡等とともに一連の関係があるものらしい。
元来鶴は群生する習性を有し,姿は清楚端麗であるが、一度大空に飛翔するやいかなる烈風をも冒して目的地に到達する剛健なる性質を有して居る。

この中学校に学ぶもの、外は温順優雅にして内に質実剛健な精神を有し、和合協力をもって理想の彼岸に到達するようにとの念願をこめて、これを校章に制定したのである。
校章原画校章の原画

 

現在の校章現在の校章
 

校旗
校章原画

校章に表現された開校以来の温順・優雅・質実・剛健・和合・協力の精神を鶴をもって表し、これに配する旗地の深紅は若人の熱情を象徴したものです。なお、校旗は在学生の零細な醵金によって調整されたものです。

校旗