寺尾中学校 高行く希望

                             校長 森 博昭

 令和4年4月1日に寺尾中学校に着任しました。これまで中学校外国語(英語)科教員としての19年間、横浜市教育委員会事務局外国語・国際教育担当指導主事としての9年間、青葉区にある青葉台中学校・すすき野中学校の校長としての6年間を経て、ここに至っています。

 ご存じのように、寺尾中学校は、創立から令和4年度で75年目を迎える全横浜市立中・義務教育学校の中で最も歴史が古い学校の一つです。また、1,000人を超える生徒、70人を超える関係職員が所属する、市内最大級の中学校でもあります。このように歴史と伝統があり、大勢の生徒・職員が暮らす学校に校長として赴任したことに、大きな責任を感じる一方で、これからの寺尾中学校での生活がとても楽しみです。

 寺尾中学校の学校教育目標は「子どもたちの『健康』『個性』『学ぶ力』を地域に根ざして伸ばしていきます」です。義務教育9年間の集大成として、生徒が3年間を寺尾中で過ごすことによって、このような「健康」「個性」「学ぶ力」を自然に身に付けていかれるように、教育課程を実践してまいります。

 ただし、今の社会に求められる様々な教育的ニーズに対応していくためには、学校の力だけでは解決が難しい面もあります。「社会に開かれた教育課程」を実現するためにも、保護者の皆様のご理解とご協力、各自治会・寺尾中学校同窓会をはじめとする地域・卒業生の皆様のご支援、近隣の小学校とのブロック連携、関係諸機関との連携・協力・協働等が必要不可欠です。引き続きのご協力、ご支援をお願いするとともに、「まち」とともに歩む学校としての役割にもご期待ください。

 生徒一人ひとりに丁寧に目を配り、自分の役割を自覚してよく働く職員と共に、校長として子供たちの成長をしっかりと見守っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。