あい(会・合・愛・挨)あふれる学校」 「挑戦」

校長 湯口 理香

 

3 月末に満開だった正門前の桜も、すっかり葉桜となりました。リレーのバトンタッチのように、すずらん、クリ スマスローズ、チューリップ、ツツジ、ハナミズキ、フジと春の花が移り変わっています。入学式、始業式で令和 5年度がスタートしてから一週間が過ぎました。 今年度は8名の教職員が着任し、教職員45名、部活動支援員、支援員を含めると54名の職員体制での スタートになりました。 4月7日に PTA 会長、運営協議会会長、各ご家庭2名までの保護者の皆さんのご参加のもと、185名の 新入生を迎えて入学式を行いました。天候が危ぶまれましたが、雨は新入生下校まで何とかもちました。新 入生185名に加え、2年生189名、3年生190名を合わせて564名の生徒が今年度、汐見台中学校で生活 することになります。教職員54名全員で力を合わせて、生徒の健やかな成長、学校教育目標の実現に向け て努力してまいりますので、ご理解とご協力、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 本校の学校教育目標である「学び合い 信じ合い 高め合う 未来を創る人となる 」について、今年も始 業式と入学式で話しました。今年度はその目標の理解のために、分かりやすいキャッチフレーズを考え、「あい (会、合、愛、挨)あふれる学校」「挑戦」の2つを掲げてみました。 出会いの「会」。出会いが人生を変えると言われることもあります。汐見台中学校でのあらゆる場面での出 会いを大切にしてください。合わせるの「合」。人それぞれいろいろな考え方がありますが、話し合って認め合 って、合意形成を図って、一度決めたら支え合い、協力し合う。人とかかわるときに大切な「合」です。愛情の 「愛」。相手を理解し、思いやりの気持ちをもって、困っている人がいたらそっと手を差し伸べることができる、 思いやりや優しさを「愛」で表現します。最後に挨拶の「挨」。人と人とがつながっていくために気持ちのよい 挨拶を心がけたいです。おはよう、ありがとうと、声を出していきましょう。 二つ目の「挑戦」。自分で限界を決めて決してあきらめないこと。自分のよいところは必ずあります。日々の 生活の中で困難なことにぶつかることもあると思いますが、自分で考えて挑戦して、乗り越えていく力をつけ てほしいと思います。 4月1日から文部科学省は学校の教育活動ではマスクの着用を求めないことを基本としています。横浜市 教育委員会からも学校での教育活動において教職員、生徒ともに、自分の判断で決めることとなりました。マ スクの着脱については、人それぞれの考え方を尊重し、十分配慮するように学校でも指導していきますが、ご 家庭でも同じように話していただけると助かります。 一人ひとりが「あいあふれる学校」で、様々なことに「挑戦」して成長できるように、保護者の皆様、地域の 皆様には本年度も温かく支え、見守っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。