学校長あいさつ

2022年度(令和4年度)は、コロナウィルスの感染と戦乱というなんとも不安定な世情の中で
始まりました。 一日もはやく世界のどの町にも笑顔が広がることを待ち望むばかりです。
かたや桜の花は今年も季節を違わずに咲き 、心を穏やかにさせてくれました。 自然の悠久さや当た
り前の生活の大切さにあらためて気づかされるところです。
 
先の見通せない社会は今後も続いていくだろうと言われています。子どもたちが大人になってその
時代を生きていくとき、状況に応じて対処できる力が必要で、それを身につける場所の一つは学校
であることは今後も変わらないでしょう 。
 
中学校の3年間を通して、学校教育目標に掲げた望ましい姿の実現を目指すこと、学習指導要領に
示された資質・能力を獲得すること。これらを達成するためのカリキュラムを設定し確実に実行する
ことが学校に求められる役割です。
 
私たちは期待される役割を果たすために、年度ごとにプランを練り直します。スタッフそれぞれの
強みを生かし、互いに補完しあいながら、チームとして同じ目標に向けて努力します。
 
今年度、私たちは「故郷を愛し、故郷を豊かにする人を育てる」ことをミッションとしました。
故郷を豊かにする人とは、様々な視点や多様な価値観をもって故郷にかかわる人と定義します。
六中のカリキュラムを通してそんな大人になってほしい、また中学校時代にもできることに取り組
んでほしい、このような願いをもって生徒の健全育成に努めていきます。
 
テクノロジーが発展したおかげで、すぐに答えが手に入る素晴らしい環境が生徒たちに用意されて
います。教育の在り方も 社会の変化に合わせて変わり 、今後は AI の進展によって一人ひとりに
応じた教育を提供する「個別最適化」に移行していくと言われています。
 
六中でも 昨年度 、生徒一人一台にパソコンが配られ 、授業や行事等で使用する機会が圧倒的に
増えました。今年度は 、文科省によるデジタル教科書の試行に英語と数学で協力します。また
保護者向けのお知らせをデータで配信することも始めました 。
 
このように 学校における DX はますます進みますが、同時に人とかかわる体験や探究的な学習
など協働的に取組むことがさらに重視されています。 具体的には、授業中のグループ活動や
道徳での議論、学校行事や部活動などの場面が想定できます。コロナ禍であることを踏まえ、
安全を最優先にしながら工夫してまいります。
 
誰もが安心して豊かに生活できる学校をつくる。
このビジョンを達成するために、 「六中6つの『あ』」を合言葉に、目に見えないものを大切にし、
温かみのある 教育活動を進めてまいります。
 
2022(令和4)年 込江 茂久