3月9日(水)卒業式

 暖かい春の陽気の中で、粛々と卒業証書授与式が進められました。今年度の卒業式も、感染症防止対策として、出席する保護者を生徒1人につき1名までに制限を設け、保護者にも健康チェックシートを提出してもらったほか、2名以上来られる場合は別教室で式の様子がライブ配信されました。

担任が卒業生の名前を1人ずつ読み上げた後、壇上にいる生徒は気持ちを込めてお辞儀をして、保護者の方々にしっかりと顔を見せ、卒業証書を校長先生から受け取りました。その時の様子を校長先生から伺うと、卒業生のみなさんがしっかりと校長先生の顔を見て、とても良い表情で受け取っていたとのことでした。堂々と卒業証書を受け取る姿は、とても凛々しく素敵に見えました。卒業生代表のことば・卒業生合唱では、生徒会長の田中さんの言葉の中で「群青」と「カイト」の合唱が行われました。「群青」は、3年次の合唱コンクールの課題曲として学年で歌う予定の曲でした。1年生の時から休校や分散登校が始まり、様々な行事が中止や縮小されてきた中で、2,3年次の合唱コンクールも中止となりました。合唱の経験が少ないこともあり、早くから卒業式に向けて合唱の練習をしてきました。卒業式当日の合唱は、3年間の思いを込めた素晴らしく感動的なものとなりました。最後の退場まで、堂々とした姿で臨んだ卒業生のみなさんを誇りに思います。

 卒業式がこのような素晴らしい門出の日になったのも、在校生のみなさんが会場設営や清掃活動に力を入れて取り組んでくれたおかげです。当日も、朝早くからPTAのみなさんがお花や受付の準備をしてくださったり、吹奏楽部のみなさんは、素晴らしい演奏で卒業生をお見送りしてくれました。地域の皆様も、ご参列していただきありがとうございました。