上大岡駅から久良岐公園を抜けて到着したのは、久良岐能舞台でした。築100年の歴史を刻む能舞台の趣に、言葉では言い表せない風格と荘厳さを感じさせられました。

 狂言師善竹富太郎さんの絶妙かつ軽妙な司会のもと、約650年の歴史がある狂言について・狂言での決まり事・舞台の設え等たくさんの事を教えていただきました。また、特別に舞台(檜材)上を歩かせていただくなどの貴重な体験をすることができました。
 善竹富太郎さんによる狂言「柿山伏」では、国語の教科書のみで勉強するよりも、さらに、真剣な面持ちで舞台に見入っていました。現代の言葉づかいとは異なる部分もありましたが、想像を膨らませて楽しむことができました。狂言という文化を身近に感じられたようでした。
 伝統文化をこれからも大切にしていこうという思いを深めた1日でした。