<国語>

 話す・聞くから始め、音読や簡単な文章を読み書きする学習へ進みます。

 教科書の始めには絵の多いページが続き、その絵を見ながら自由に話し合う学習から始めます。教科書では、「あいうえお」順ではなく、「おはよう」から入ります。ひらがなを一字一字しっかり覚えていきます。しばらくすると、楽しくリズミカルな短い文を読み書きします。

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」を中心とした学習をします。自分の名前は、正しい書き順で書けるようにしておくとよいでしょう。また、鉛筆の正しい持ち方を身につけておくとよいでしょう。

 

<算数>

 遊びや日常生活を通して、数や形について学習を進めます。

 まず、数や形に興味をもたせることから始めます。動物の仲間や形の仲間作りをしたり、ストーリーのあるさし絵を見ながらお話作りをしたりしながら、ものの集まりに目がいくようにします。「鳥の仲間はいくつ」「花の仲間はいくつ」などというように、ものと数を結びつけて考える学習をします。

 その後、10以下のたし算・ひき算、10より大きい数、くり上がりのあるたし算・くり下がりのあるひき算へと進めていきます。

 

<生活>

 子どもたちの活動と体験が学習の中心です。

 生活科は、さまざまな日常生活や遊びを広く豊かに直接体験することを通して、自立への基礎を身につける教科です。

 実際に見る・調べる・作る・さがす・遊ぶといった学習が中心になります。また、そうした学習活動や自分の考えなどを、言葉や絵などによって、一人ひとりが自由に表現し、その過程で広く深く考えるようにします。

 

<音楽>

「歌う」「演奏する」「聴く」「楽しんで身体で表現する」ことを学びます。

 歌ったり、曲に合わせて手拍子や足拍子をしたりして楽しみます。カスタネットやタンブリン、鍵盤ハーモニカなどで楽しく演奏します。また、曲の気分を感じ取り、流れに乗って様子を思いうかべながら聴いたり演奏したりします。

 

<図画工作>

 個性を生かした表現を大切にします。

 子どもがのびのびと、その子独自のものを表現できるようにします。材料の使い方などを通して一人ひとりの独創性を大事にします。パスやカラーペンなどで絵を描いたり、工作などをしたりして幅広く学習をします。

 

<体育>

 運動の楽しさを味わい、健康増進と体力の向上を図ります。

 鉄棒・ジャングルジム・うんてい・のぼり棒などの遊具遊び、なわとび、マット遊び、水遊び、ボール遊び、かけっこやとび箱遊びなどをして楽しく遊びます。体のあらゆる部分がバランスよく発達するように指導します。

 遊びを通してルールの大切さを学び、協力の精神を養い、体力をつけることをねらいます。

 

<道徳>

 道徳的な豊かな心情を育てます。

 あいさつなどの基本的な生活習慣や社会のきまりを身につけ、日常生活や学習のもととなる道徳性の指導や、感性に働きかける指導をします。

 読み物資料から、登場人物に共感するなどして、豊かな心情を育てます。また、自分の日常を振り返り、自分のよさや友だちのよさに気づくことができるようにします。

 

<学級活動>

 子どもたちが「自分たちでやりたい」という気持ちで始めた活動を大事にして、その子のもつよさを育て、学校生活のさまざまな活動の中で、集団の一員としての自覚を深め、協力してよりよい生活を築こうとする態度を養います。

 学級活動では、クラスのみんなに関係する問題を話し合い決定する「話合い活動」、クラスの中の仕事を見つけて活動する「係活動」、アイディアを出し合って楽しむ「集会活動」があります。

 また、日常の生活や学習への適応や保健安全に関する内容として、子どもの悩みの解消、基本的な生活習慣の形成、望ましい人間関係の育成、意欲的な学習態度の形成、学校図書館の利用や情報の形成、学校給食などの多くの内容が含まれています。