学校のあゆみ 

  六ツ川の丘は,はるか昔より住みやすいところだったようです。今から一万年近く前から人々が済み,暮らしを営んでいました。学校の近くから,学区内の地名をとった「大丸縄文式土器」が掘り出されています。近世には,「かまくら道」や「東海道」に近いことから,人々が住み,森や林の中に田や畑が点在するという風景が見られたようです。
 六ツ川のまちが大きく変わりだしたのは,1960年代に丘を切り開き,宅地造成が行われてからです。1970年代に入って,横浜パークタウンが建設されると,人口が増え,小学校の新設が必要となりました。1976年(昭和51年)六ツ川の丘の上に地域の方々の協力を得て,六つ川台小学校が開校しました。
 1980年代には,就学人口の大幅な増加から,千人を越える児童数でしたが,近年は2百人台に落ち着いています。児童数は少なくなりましたが,明るく元気いっぱいの子どもたちの様子は変わりありません。南区内の学校としては,付近に「児童遊園地」や「こども植物園」などの自然が残っています。そうした恵まれた環境と,温かい地域の方々との交流を生かして子どもたちと教職員一体となって「自ら学び,共に考え、行動する台小の子」を目指して取り組んでいきたいと考えています。