ニュートンのお話

~この状況に対して、ポジティブに向き合う~

 

◆「ニュートン」という名前を聞いたことがある人?

 ニュートンは、「リンゴはなぜ落ちるのか?すべてのものには、引っ張る力(引力)がある」と言った人です。

 これを、「万有引力(ばんゆういんりょく)の法則」と言います。

 

◇ニュートンが万有引力の法則を発見したのは、ロンドンでペストが大流行した時だったそうです。

 ペストは、以前14世紀(約700年前)にヨーロッパの人口の3分の1を死亡させたほどの恐ろしい病気でした。この影響で、ニュートンが通っていた大学も休校することになりました。

 今のコロナウイルスの状況に似ていますね。

 

◇その間、ニュートンは故郷へ戻り、大学ですでに考えていたアイデアについて自由に思考する時間が生まれたそうです。

 

◇ニュートンは故郷での休み中に、「微分積分学」や「光学のプリズムの分光実験」、万有引力の法則のもとになる考えを深めていきました。考えることに集中できたのです。

 「ニュートンの三大業績」とされるものは、いずれもペストを逃れて故郷に戻っていた18か月の休み中に成しとげたことです。

 この期間のことは、「創造的休暇(そうぞうてききゅうか)」と呼ばれています。

 

◆好きな本を読む、好きな勉強をする、新しい発見をするために学ぶなど、学校からの課題以外にも、できることはたくさんあります。

「ただのお休み」にするのか、「創造的休暇」にするのかは、みなさん次第かもしれません。

 お休みが明けたら、どんなことを考えたり学んだりしたか、ぜひ先生に教えてくださいね。