HPをご覧の皆さま。簿記部です。お待たせしました。第2話です。前回は「簿記って何?」についてお話をしましたね。今回は「簿記ができるとどんないいことがあるか?」についてお話をしたいと思います。

 その前に取りたい資格ランキングって知っていますか? なんと、簿記の資格は常に10位以内にランクインしているんです。社会人になっても役立つ資格として取得する人が多いんです。会社によっては資格取得の手当が出たりするんですよ。

 話を戻して、前回簿記は「財産がいくらあるのか」、「どのくらい利益が出たのか」を知るために、仕事の内容をお金に換算しながら帳簿に記入していくものだとお話しました。覚えてますか?

「へぇ。そんなの経理とかいう仕事をしている人だけが知っていれば大丈夫なんじゃない?」と思いますよね? 

実は、実はサラリーマンや主婦だって簿記がわかると良いことがあったりするんです。

 会社にはいろいろな人が関わっていますよね。 社長・社員はもちろん、売上先や仕入先、お金を借りるには銀行、資金を出してくれる株主などです。そんな風にかかわっている人たちを、「ステークホルダー」なんて言います。高校生でも知らない人もいるから、ちょっと格好いいですね。 その人たちは簿記を理解し活用することによって、社長は「我が社の今年の経営方針は…」なんてことを決めたり、社員は「この得意先にお金を払う力はあるかなぁ…」が分ったり、銀行員は「お金貸しても大丈夫?返せる?」、株主は「株主になったら配当出るかなぁ…、株主優待はあるかなぁ…」なんて判断をすることができるのです。何かすごいけど、学生には関係なさそうな気がする…。ちょっと待って! 高校生で就職する人は少なくなっているけど、大学卒業時に就職先を選ぶとき、簿記を知らない学生は仕事内容と会社の見た目とかで会社を選ぶけど、簿記を勉強すると会社の財産状態やどのくらい利益があるのかなど、中身もみて判断できるのだ(ドヤ)! 最近は学生起業家(学生で会社を作って社長になる)なんて人もいるから、簿記を知っているといいね。

 簿記を学習したら、将来、公認会計士や税理士などにチャレンジする人たちも多いんですよ。次回は、そんな公認会計士や税理士についてのお話をしていきます。お楽しみに。