中庭の桜も開花し、暖かな日差しの中、第45回卒業証書授与式が行われました。本日、6年生94名全員が校長先生から証書を受け取り、葛野小を卒業していきました。子どもたちは十分な練習を行えない中で迎えた式でしたが、思いがこめられた歌声を体育館中に響き渡らせていました。

 保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 

 

 

 

「どんな場面や状況でもそれを素直に受け入れ、前向きに笑顔で楽しんでしまう。今回の卒業式もこのような形でしか行えず、大変心苦しく思っています。

 しかし、皆さんなら、このような状況でもきっと前向きに受け入れ、自分たちの未来に生かすのだろうと思います。そんな皆さんを、私は大好きでした。誇りに思っています。

 さて、この先、皆さんの人生においては、成功することもあれば、失敗をしてしまうこともあるかもしれません。でもいつでも何に対しても一生懸命であってほしいと思います。一生懸命であれば、成功はもちろんの事、たとえ失敗したとしても自分の力となるはずです。

 そして、笑顔を忘れずに。

 そもそも生きていれば、悩みや苦しみはあるのは当たり前です。人に裏切られた。こんなに頑張ったのに、報われない。生きていれば苦しみは八割。楽しいことは二割あればいいところでしょう。

 しかし、どうせ同じ環境で同じ時間を過ごすなら、笑顔で楽しんだ方が絶対に幸せです。

 大切なのは、どんな状況におかれても意識して、自分の気持ちをあげていくことです。

(中略)

 人生は一度しかありません。失敗した時の心配などをせずに、夢を目指す「思い」や「姿勢」や「パワー」を大切にしてください。

 今を一生懸命、笑顔で生きれば、必ず明るい未来が訪れます。」

 

学校長式辞より(一部抜粋)