国語教材「白いぼうし」をご存じでしょうか。私が知る限りここ30年強、市内小学校で4年生が使用する教科書に載っていた物語なので(個人の記憶です)、横浜市立小学校に通っていらした保護者の方には記憶に残っていることでしょう。そのストーリーを読み深める学習をしていた4年生、「物語で重要な色は『白』、それとも『黄色』」を悩んでいました。
物語の感じ方は読者によって違います。だから、この問いに正解はありません。「題名にもある『白』ではないか」、「夏みかんが話のカギになっているから『黄色』ではないか」と、それぞれの感じ方を表現していました。
学校で集団学習をしている以上、一人読みとは違って、友達の感じ方にふれることはとても重要な学びです。
「そうか、そんなふうに思ったんだ」といった友達の感じ方を知り、今後の読書で自身の読みの幅を広げていくことでしょう。