上台遺跡

 市立末吉中学校がある丘の上一帯は、大昔の人々が暮らしていた跡(遺跡)であることが、

古くから知られており、「上台遺跡」と呼ばれています。

 昭和29年12月に、このプールのわきを、末吉中学校の先生や生徒たちが発掘し、縄文

時代中頃(今から約4500年前)と弥生時代終わり頃(約1800年前)の竪穴住居跡を掘り上げ

ました。竪穴住居跡からは、そこで暮らしていた人たちが使っていた土器や石斧、矢じり、

石のおもりなどの石器がたくさん見つかりました。

 発掘した住居跡は、埋め戻してしまいましたが、住居の壁、柱の穴、いろりの場所を現

在の地表に示しておきました。また、発見された土器や石器は、学校内に展示しています。

 三ツ池のまわりの丘には、この他にもたくさんの遺跡があり、大昔の人々が生活するの

には、良い場所だったと思われます。

                        平成24年2月  横浜市教育委員会

遺跡   イラスト