当日は雨の中の集合でしたが、5年生の子どもたちは元気いっぱい、宿泊行事に出発しました。
出発時はあいにくの雨模様で、高速道路のサービスエリアでは大変な雨量でしたが、最初の目的地である風穴に到着する頃には、子どもたちの願いが通じたのか雨が上がりました。
念のためカッパを着用し、風穴の探検へ。ひんやりとした空気が漂う洞窟の中は、正しく天然の冷蔵庫。大きな氷が残っているのを見つけると、子どもたちからは「寒っ!」「すごーい!」と歓声が上がっていました。

 

心配された樹海の散策ですが、一歩森の中へ入ると、生い茂る木々が天然の傘となり、ほとんど雨に濡れることなく散策することが出来ました。
その後のコウモリ穴の探索も、低い天井に驚きながら、ネイチャーガイドの方の話を聴いて、楽しく終えました。

 

さらに、西湖の湖畔に到着すると、それまでの天気が嘘のように奇跡的な晴れ間がのぞきました。美しい湖を背景に、全員で最高の笑顔の記念写真を撮ることができました!

夕食は、子どもたちが楽しみにしていたバイキングでした。
家庭科の学習を思い出しながら、栄養バランスを考えてメニューを選んでいる姿に感心しました。

…中には、デザートを何度もおかわりして、満面の笑みを浮かべている子もいましたが(笑)

食事が終わって、お待ちかねのキャンプファイヤーの時間になると、なんと厚い雲が切れ、澄んだ夜空のもとで行うことができました。実行委員が中心となって考えたゲームで大いに盛り上がり、最高の思い出になる時間を過ごしました。
その後の入浴も、時間を守って素早く済ませることができ、集団生活のルールを意識して行動する姿に、子どもたちの成長を感じています。

 

夜は興奮して中々寝付けない子もいたようですが、全員元気に2日目をスタートしました。

心配していた天気は気持ちの良い快晴となり、部屋の窓からは美しい富士山が姿を見せてくれました。
晴天の下で行われた朝の集いでは、副校長先生から青木ヶ原樹海や風穴の成り立ち、昔の人の利用方法などについてお話を聞きました。昨日実際に体験した場所への理解がさらに深まり、子どもたちは真剣な表情で聞いていました。
朝食は、担任から「食べられる分だけ取ろう」という注意のもとスタートしましたが、美味しそうなメニューを前に、やはり少し取りすぎてしまい、苦戦している子も…(汗)
これも良い学びになったことと思います。

 

そして、子どもたちが最も楽しみにしていたカヌー体験が始まりました。程よく雲が出て日差しを和らげ、心地よい風が吹く、まさに“カヌー日和”。
参加した全員が楽しく活動を終えることができました。湖上での貴重な体験に、子どもたちはとても満足そうな表情でした。
お昼には、宿舎の方がご用意してくださったおにぎり弁当を美味しくいただきました。

 

帰りのバス車内は、さすがに疲れた様子で静かに眠っている子と、旅の余韻に浸りながら友達と話している子が半々といった様子でした。
予定通りにみなみ台公園に到着し、実行委員を中心に到着式を終えて、宿泊体験学習を終えました。


早朝からのお弁当の準備や、送り出しなど、様々な場面でご協力をいただき、誠にありがとうございました。