高大連携講座を実施しました。

 11月16日(木)の総合的な探究の時間に、高大連携講座を実施しました。今回は「中学・高校から大学への学びについて ~小さな経験に基づいて~」というタイトルで、東京工業大学副学長(国際広報担当・工学院機械系教授)に、御講演をしていただきました。また、出張講義も実施していただきました。皆さんにはたいへん好評で、皆さんの学びも、大変深まったようです。今後の学習も「愉しく学ぶ!」を意識して、取り組んでいってもらいたいです。

         

以下皆さんの感想です。(一部)

・東京工業大学卒で、今現在副学長をやっている方だという肩書だけを聞くと昔から今までずっと理系が好きで得意でやっていたのかなというイメージを持っていたが、実際、学生の時は文系科目の方が得意と言っていて、とても驚いた。そのため、「一生を見据えてなんでも愉しく学ぶ」といった言葉がすごく納得できた。また、教授の学生時代ではわからないことをずっと考えて高校で分かったりすることがあったが現代はなんでもインターネットで調べてしまう癖がついていると気づいた。これからはわかった気になることはやめて基礎に基づいていろいろなことをしっかり考えていきたい。

・私自身理工系への進学を考えているので、今回の内容はどれも興味深く面白かった。私は文系科目も好きだが「文系科目の成績の方がいい」と悲観的になっていた部分もあった。しかし、もっと「偏りなく学びを楽しめること」に自信をもって、どの科目もおろそかにしないように努めたいと改めて感じた。また、数学に自信のない自分でも、本質を大事にして取り組んでいけばなにか変化があるのかもしれないとモチベーションにすることができた。

・「語学・文学も科学」「覚えるなら公式の導出過程」といった先生の言葉は、考えて解くことが苦手な私にとってとても印象的だった。大学入試の時だけでなく、大学での学びにも、その後の長い人生にも今高校で学んでいることは生かされていると知ったので、どの教科にも好奇心を持って取り組めたら良いなと思った。

 

・今まで何で勉強するのか、という感じだったが、勉強は“愉しいもの“、”将来につながるもの“そしてそれは全科目であるということを知り、納得し、これからの日々の授業の受け様が変わっていくと思った。自分の若さということにあまり重きを置いてこなかったり、実感しなかったりしていたが、若いというのは活力で生かしていこうと感じた。