6月4日(火)の朝会で挨拶について話をしました。「おはようございます」という挨拶は、400年くらい前から始まった歌舞伎から来ていると言われています。役者さんが楽屋に入ると「お早うございます」と声をかけていたそうです。これは、朝だからというわけでなく、「出番まで時間があるのに、お早うございますね」という役者さんへの気遣いの言葉だったそうです。そんな話を子どもたちにして「相手を思いやる気持ちをもって挨拶できるといいですね」とまとめました。挨拶は人と人とをつなぐ魔法の言葉です。

 校庭の噴水の池(職員室前)に綺麗な花が咲いていました。この花は、蓮(はす)と間違いやすいですが、水面に咲いているので、これは「睡蓮(すいれん)」です。印象派画家のクロード・モネの睡蓮はあまりに有名ですね。睡蓮なので、その根は食用には向きません。蓮の根が食用にされ、読んで字のごとく「蓮根(れんこん)」です。しかし、蓮の花を見て、その根が「れんこん」と連想できる子どもたちは少ないかもしれません。私たちの身近には、よく観察したり想像したりすると、たくさんのことが繋がることがあります。そんな楽しみ方も覚えてほしいと思っています。